フェリーあまみ (3代)

フェリーあまみについて

フェリーあまみは、奄美海運が運航するフェリーで、鹿児島港と奄美群島の島々を結ぶ重要な役割を担っています。2006年4月4日に就航し、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有建造制度を利用して建造された船舶です。

概要

フェリーあまみは、2代目フェリーあまみの代船として三菱重工業下関造船所で建造されました。この船は、鉄道・運輸機構との共有船として、その建造には公共の支援が活用されています。

航路

フェリーあまみは、主に平土野航路を運航しています。具体的な航路は以下の通りです。

鹿児島港（本港北埠頭）
喜界島（湾港）
奄美大島（名瀬港）
奄美大島（古仁屋港）
徳之島（平土野港）

鹿児島発は月・水・金の週3便で、フェリーきかいと交互に運航されます。下り便は鹿児島を17時40分に出港し、翌日の7時に名瀬港、12時20分に平土野港に到着します。所要時間は18時間40分です。上り便は平土野を12時50分に出港し、17時50分に名瀬港、翌朝8時30分に鹿児島港に到着します。所要時間は19時間40分です。

2015年3月までは、知名航路にも就航していましたが、フェリーきかい（3代目）の就航に伴い、現在の平土野航路に専念しています。

設計

フェリーあまみは、両舷船尾にランプウェイを備えており、トラックや乗用車などの車両をロールオン・ロールオフ方式で車両甲板に積み込むことができます。また、船首甲板はコンテナスペースとして利用されており、デリックを使用してリフトオン・リフトオフ方式でコンテナを搭載することが可能です。

船内設備

フェリーあまみは、交通バリアフリー法に基づいて、高齢者や身体障害者の方々が快適に利用できるよう、バリアフリー設計が施されています。具体的には、以下のような設備が整っています。

高齢者・身障者対応の客室
多機能トイレ
車いす対応エレベーター

これらの設備により、すべてのお客様が安心して船旅を楽しめるよう配慮されています。

また、船内では乗り物酔い防止薬も販売されており、長時間の船旅でも快適に過ごせるようにサポートされています。ただし、フェリーきかいでは乗り物酔い防止薬の販売は行われていません。

船室

フェリーあまみの船室に関する詳しい情報は、公式サイトや関連サイトで確認できます。

パブリックスペース

船内には、以下のようなパブリックスペースが設けられています。

案内所
エントランス
レストコーナー
レストラン
シャワー室
供食・物販設備

これらの施設は、乗客の快適な船旅をサポートするために、利用できます。

外部リンク

マルエーフェリー・奄美海運 - フェリーあまみ（船室案内・キャビンプラン）
MarineTraffic.com - FERRY AMAMI - 自動船舶識別装置（AIS）による現在位置表示

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