フォルバン (駆逐艦・3代)

フォルバン（Forbin, D 620）

フォルバンは、フランス海軍の駆逐艦であり、フォルバン級の1番艦として位置付けられています。この艦の名は、18世紀に活躍した海軍提督クロード・ド・フォルバンから取られました。フォルバン級は、ホライズン計画に基づいて開発されたフランス版の駆逐艦です。

艦歴

フォルバンは2002年4月8日にDCNロリアン造船所で起工され、2005年5月10日に進水、そして2008年12月19日に正式に就役しました。その後、トゥーロン海軍基地に配備され、海軍の任務に就くことになります。2008年3月12日には公試のためロリアンを出港し、5日後にはトゥーロンに到着しました。

2009年3月3日、フォルバンは初めての遠洋航海に出発。この艦の役割の一環として、海軍航空隊のヘリコプターが無事着艦できるかどうかの検証が行われました。航海の途中、技術的な試験を経て、ジブラルタル海峡を抜けモロッコのカサブランカに寄港し、さらにブラジルのリオデジャネイロに向かうという長旅を続けました。3月19日に出港したフォルバンは、同月30日までリオデジャネイロに滞在し、その後マルティニークのフォール＝ド＝フランス港で一週間を過ごします。

また、フォルバンは4月18日にアメリカのノーフォーク港を訪れた後、21日にニューヨークに寄港しました。この期間中、艦内では数回の式典が開催されました。2009年5月5日にはイタリアのラ・スペツィアに立ち寄り、その後アラブ首長国連邦のアブダビで開設されたフランス軍の常設基地の式典にも参加しました。

2011年3月、フォルバンはリビア沖に派遣され、リビアの飛行禁止空域での海上封鎖任務を遂行しました。また、2023年1月には航空母艦シャルル・ド・ゴールおよび駆逐艦プロヴァンスと共にインド洋にて、インド海軍との合同演習「ヴァルナ2023」に参加しました。このように、フォルバンは多岐にわたる任務を遂行してきたフランス海軍の重要な艦艇です。

関連項目

• - フランス海軍
• - フランス海軍艦艇一覧

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