フォロ・ソル

フォロ・ソルは、メキシコの首都メキシコシティ東部に位置する、屋外コンサート会場および野球場です。1995年に、エルマノス・ロドリゲス・サーキットのコースの内側に建設されました。2000年からは野球場としても利用されています。

会場の概要

野球場としての収容人数は25,000人。現在はエスタディオGNPセグロスという別名でも知られています。

コンサート会場として

フォロ・ソルは、世界的に有名なアーティストたちのコンサート会場として利用されてきました。ローリング・ストーンズ、デペッシュ・モード、U2、マドンナ、ブリトニー・スピアーズ、シャキーラ、コーン、マリリン・マンソンなど、数多くの著名なミュージシャンがこの会場でパフォーマンスを繰り広げています。

野球場として

野球場としては、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル（メキシコ夏季リーグ）のメキシコシティ・レッドデビルズが2014年まで本拠地として使用していました。フィールドの広さは、左翼が326フィート（約99.4メートル）、左中間が402フィート（約122.5メートル）、中堅が417フィート（約127.1メートル）、右中間が377フィート（約114.9メートル）、右翼が333フィート（約101.5メートル）となっています。

ワールド・ベースボール・クラシックでの使用

2009年3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、1次リーグ・プールBの会場として使用されました。地元メキシコ、前回大会準優勝のキューバ、オーストラリア、南アフリカの4チームがこの球場で試合を行いました。

高地の影響

フォロ・ソルは標高約2,300mの高地に位置しているため、打球が非常に飛びやすいという特徴があります。これは、標高約1,600mで「打者天国」と呼ばれる米国・デンバーのクアーズ・フィールド以上であると言われています。実際に、2009年のWBCでは、当球場で行われた6試合で合計28本（1試合あたり4.7本）もの本塁打が生まれました。

外部リンク

メキシコシティ・レッドイーグルス公式サイト（スペイン語）による紹介

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