フジテレビ木曜9時30分枠の連続ドラマ

フジテレビ木曜9時30分枠の連続ドラマは、1969年4月3日から1972年3月30日まで、フジテレビ系列で放送されていたテレビドラマ枠です。この枠は、帯番組であった『スター千一夜』と『お茶の間寄席』（第1期）の放送時間変更に伴い設けられました。

放送時間

1969年4月3日 - 1971年9月30日：木曜 21:30 - 22:00
1971年10月7日 - 1972年3月30日：木曜 21:30 - 22:26

提供

最終作の『おかしな夫婦』を除き、全ての作品が30分枠で、日立製作所の一社提供で放送されていました。しかし、『おかしな夫婦』のみ56分枠で、日立製作所以外の複数企業による提供で放送されました。

放送作品一覧

暖春（1969年4月3日 - 6月25日）
愛ある限り（1969年7月3日 - 1969年9月25日）
ある美人の一生（1969年10月2日 - 1970年1月29日）
孤島の太陽（1970年2月5日 - 4月30日）
恋人はLサイズ（1970年5月7日 - 9月24日）
兄貴の恋人（1970年10月1日 - 12月24日）
兄貴の花嫁（1971年1月7日 - 3月25日）
花嫁のれん（1971年4月1日 - 9月30日）
おかしな夫婦（1971年10月7日 - 1972年3月30日）

特徴

このドラマ枠は、当時の社会背景や視聴者のニーズを反映した作品を数多く放送し、人気を博しました。特に、日立製作所の一社提供という形での安定した放送は、企業とテレビ局の関係においても重要な役割を果たしました。

関連項目

フジテレビ木曜9時枠の連続ドラマ - この枠の前身および後継枠にあたります。本枠の廃止後、再度同じ時間帯で連続ドラマ枠が編成されました。

参考資料

『タイムテーブルからみたフジテレビ50年史』フジテレビ編成制作局知財情報センター調査部、2009年、41 - 51頁。

このドラマ枠は、短期間ではありましたが、フジテレビのドラマ史において重要な位置を占めています。各作品は、当時の社会風俗や人々の感情を描き出し、視聴者に多くの感動と共感を与えました。また、日立製作所との協力関係は、テレビ業界における企業と番組の関係のあり方を示す好例と言えるでしょう。

この時代に制作されたドラマは、現代のドラマとは異なる魅力を持っており、当時の文化や価値観を知る上で貴重な資料となっています。これらの作品を通して、テレビドラマの歴史や社会の変化を感じ取ることができます。

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