愛ある限り

「愛ある限り」 (Love Will Keep Us Together)

「愛ある限り」は、ハワード・グリーンフィールドが作詞、ニール・セダカが作曲した楽曲です。1975年にキャプテン&テニールが発表したバージョンが、世界的に最もよく知られています。

ニール・セダカのオリジナル版

ニール・セダカ自身もこの曲をレコーディングしており、1973年春にイギリスで発売されたアルバム『The Tra-La Days Are Over』、そして1974年11月にアメリカで発売されたアルバム『Sedaka's Back』に収録されています。

また、セダカは2009年に、この曲のパロディ版を制作し、自身初の子供向けCD「Wake Up Is Hard to Do」のために、「Lunch Will Keep Us Together」というタイトルで発表しました。

マック＆ケイティ・キッスーンによるカバー

「Love Will Keep Us Together」は、1973年9月28日に兄妹デュオのマック＆ケイティ・キッスーンによって初めてシングルとしてリリースされました。しかし、このバージョンはチャートインには至りませんでした。その後、1974年2月にアメリカでリリースされましたが、こちらもチャート入りは果たせず。ただし、1973年秋にはオランダでチャートインし、12月には12位まで上昇。「Love Will Keep Us Together」として初のヒットとなりました。

キャプテン&テニールのカバー

1975年4月にリリースされたキャプテン&テニールのシングルは、同年7月から4週連続で全米1位を獲得する大ヒットとなりました。翌年には、グラミー賞の最優秀レコード賞を受賞しています。

その他のカバーバージョン

「愛ある限り」は、数多くのアーティストによってカバーされています。

アンディ・ウィリアムス (1975年、アルバム『The Other Side of Me』収録)
レイ・コニフ・シンガーズ (1975年、アルバム『Love Will Keep Us Together』収録)
レターメン (1975年、アルバム『The Time Is Right』収録)
ザ・チューブス (1976年、アルバム『The Tubes in Concert 1976』収録)
ウィルソン・ピケット (1976年、シングル、全米R&Bチャート69位)
桜田淳子 (1976年、アルバム『青春讃歌〜リサイタル3』収録)
朱里エイコ (1976年、アルバム『ライブ・イン・ラスベガス』『ナウ・オン・ステージ』収録)
しばたはつみ (1976年、アルバム『しばたはつみ ライヴⅢ』にメドレーで収録)
Circle Jerks (1983年、アルバム『Golden Shower of Hits』にメドレーで収録)
ジミー・スコット&フリー (1997年、コンピレーション・アルバム『Lounge-A-Palooza』収録)
シェイラ (1999年、アルバム『Dense』収録)
ニッケルバック (2003年、アルバム『ザ・ロング・ロード』の一部の盤のボーナス・トラックに収録)
TRY-TONE (2006年、アルバム『A Cappella 70's Collection For Lovers』収録)
ラズロ・ベイン (2007年、アルバム『Guilty Pleasures』収録)
サラ・ヘロニモ (2010年、シングル、映画『Hating Kapatid』主題歌)
Fried Pride (2011年、アルバム『For Your Smile』収録)
ザ・ペンフレンドクラブ (2015年、アルバム『Spirit Of The Pen Friend Club』収録)

インストゥルメンタルバージョンも存在します。

フランク・プゥルセル楽団 (1975年、アルバム『Concorde』収録)
* ポール・モーリア (1977年、アルバム『Love Is Still Blue』収録)

映画での使用

この曲は、1978年の映画『Sextette』で使用されました。ティモシー・ダルトンが歌い、メイ・ウエストがコーラスを務めています。

アンサーソング

1980年には、イギリスのロックバンド、ジョイ・ディヴィジョンが、この曲のタイトルを皮肉ったアンサーソング『ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート』を発表しています。

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