フジテレビ水曜夜8時枠時代劇

フジテレビ水曜夜8時枠時代劇

フジテレビで放送されていた水曜夜8時枠の時代劇は、1989年から2000年にわたり、約11年間にわたってさまざまな作品が放送されました。この枠は、かつて現代劇が放送されていた時間帯から、新たに時代劇として復活したものです。ここでは、この放送枠の概要と主要な作品を振り返ります。

放送の歴史

この水曜夜8時の時代劇枠は、1966年から1984年までの18年間、当初は『銭形平次』（大川橋蔵版）が放送されていましたが、その後、現代劇に転換されてしまいました。一時、関西テレビでも時代劇が放送されていましたが、同様に晴れて現代劇に置き換えられました。フジテレビは長らくレギュラー時代劇枠を持たなかったものの、1989年4月から、再び水曜夜8時枠を時代劇専用の枠として復活させました。

代表的な作品

この枠で放送された作品の中でも特に有名なのが『鬼平犯科帳』や『銭形平次』（北大路欣也版）です。『鬼平犯科帳』は、その物語とキャラクターが視聴者に愛され、多くのシリーズが制作されました。また、視聴者の支持を受けた結果、時代劇は多くの新しい作品を生み出しました。

中断と復活

放送中に野球中継やサッカー中継などが放送されることが多く、枠が返上されるケースも多々ありました。これにより、一部のスケジュールには影響が生じました。しかし、観客の要望を受けて2001年には『火曜時代劇』として再び時代劇枠が設けられ、過去の作品も引き継がれ、更に新作が制作されることとなりました。

作品リスト

この期間に放送された主な作品は以下の通りです：

• - 1989年04月 - 1989年06月: 女ねずみ小僧（大地真央版）
• - 1989年07月 - 1990年02月: 鬼平犯科帳（二代目中村吉右衛門版第1シリーズ）
• - 1990年02月 - 1990年06月: お江戸捕物日記 照姫七変化（単独作）
• - 1990年06月 - 1990年09月: 神谷玄次郎捕物控（単独作）
• - 1990年10月 - 1991年03月: 鬼平犯科帳（二代目中村吉右衛門版第2シリーズ）
• - 1991年04月 - 1991年05月: 岡っ引どぶ（田中邦衛版）
• - 1991年05月 - 1991年10月: 銭形平次（北大路欣也版第1シリーズ）
• - 1991年10月 - 1991年11月: 仕掛人・藤枝梅安（渡辺謙版）
• - 1991年11月 - 1992年05月: 鬼平犯科帳（二代目中村吉右衛門版第3シリーズ）
• - 1992年05月 - 1992年06月: 風車の浜吉捕物綴（仲代達矢版）

このように、水曜夜8時枠の時代劇は視聴者に強い印象を残し、現在にも影響を及ぼしています。フジテレビでは現在、レギュラーの時代劇は少なくなりましたが、特別な2時間枠の単発時代劇が年に数回放送されており、時代劇ファンには楽しみな内容となっています。

もう一度検索