フジテレビ系列早朝の情報番組枠

フジテレビ系列早朝の情報番組枠は、各局が早朝時間帯の番組開発を競っていた時代に誕生しました。都市部でのドーナツ化現象による通勤時間の変化に対応するため、在京各局が様々な試みを行っていました。

草創期の試み

フジテレビでは1987年4月の改編で『FNNモーニングコール』を6時から開始。さらに5時台には『プロ野球ニュース』の再放送や実験的なバラエティ番組を放送していました。これらの番組は、情報番組としての基礎を築くための試行錯誤の時期だったと言えるでしょう。

ニュース番組の登場と変遷

1991年4月にはニュース色の強い『おめざめ天気予報』がスタート。翌年にはスポーツニュース番組を吸収し『モーニングLIVE』となりましたが、視聴率競争で苦戦し1993年3月に終了しました。しかし、この番組で確立された「フジテレビ屋上からの生放送」というスタイルは、後の『めざましテレビ』に引き継がれます。

『めざましテレビ』の登場と前座番組

1994年8月には『めざましテレビ』の前座番組として『めざまし天気』が始まり、ニュース・情報番組としての体裁が整えられました。2003年1月には報道色を強化した『めざまし新聞』にリニューアルするも、番組内容は迷走し、短期間での番組タイトル変更やリニューアルが繰り返されました。しかし、同年10月に『めざにゅ〜』が開始されると、番組は安定期に入ります。

『めざにゅ〜』の展開と週末版の登場

2006年10月には関東ローカルで『めざにゅ〜』の土曜版がスタート。2009年10月の改編では、『めざにゅ〜』土曜版は『週刊フジテレビ批評』と統合され、ニュースと自己批評番組が合体した『新・[[週刊フジテレビ批評]]』として放送されました。

近年の動き

2014年3月28日をもって『めざにゅ〜』が終了し、同年3月31日からは『めざましテレビ アクア』が開始されました。しかし、2018年3月30日をもって平日のフジテレビ系列早朝の情報番組枠は一旦終了。2019年3月29日には『めざましテレビ』の「第0部」が廃止され、同年4月1日からは旧「第0部」の時間帯に『めざましテレビ全部見せ』が開始され、平日の早朝情報番組枠が再開されました。2016年4月の改編で『新・[[週刊フジテレビ批評]]』が完全事前収録となり、ニュースや天気予報が行われなくなったため、土曜日の早朝情報番組枠は終了しました。

主な番組一覧

平日
朝のプロ野球ニュース（1986年4月 - 1986年9月）
黄金世代!（1986年10月 - 1987年3月）
早起きチャンネル520（1987年7月 - 1988年9月30日）
プロ野球ニュース（前日分の再放送）（1988年10月3日 - 1990年3月30日）
おめざめ天気予報（1991年4月8日 - 1992年3月27日）
おはようスポーツ545（1991年9月30日 - 1992年3月27日）
ニュース&ウェザー（第2期）（1992年3月30日 - 4月3日）
モーニングLIVE（1992年4月6日 - 1993年3月31日）
朝イチ!プロ野球News（1993年7月1日 - 9月30日）
オルトレ・イ・チンクワンタ（1993年10月1日 - 1994年3月31日）
めざまし天気（1994年8月1日 - 2002年12月27日）
めざまし新聞（2003年1月6日 - 3月28日）
めざまし新聞for BIZ（2003年3月31日 - 6月27日）
めざビズ（2003年7月1日 - 9月30日）
めざにゅ〜（2003年10月1日 - 2014年3月28日）
めざましテレビ アクア（2014年3月31日 - 2018年3月30日）
めざましテレビ全部見せ（2019年4月1日 - ）
週末
土曜日
めざにゅ〜（2006年10月7日 - 2009年9月26日）
新・[[週刊フジテレビ批評]]（2009年10月3日 - 2016年3月26日）

長年にわたり、フジテレビ系列の早朝は数々の情報番組が放送されてきました。各番組は時代のニーズに合わせて変化を遂げ、現在の『めざましテレビ全部見せ』へと繋がっています。

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