ブラッド・リデル

ブラッド・リデル（Brad Riddell、1991年9月30日 - ）は、ニュージーランド・クライストチャーチ出身の男性総合格闘家であり、かつてはキックボクサーとしても活躍していました。シティ・キックボクシング／タイガームエタイに所属していました。

キックボクシング時代

リデルはプロキックボクシングの世界で数々のタイトルを獲得し、その実力を示しました。ジョン・ウェイン・パーとの対戦で勝利を収め、GLORY世界ウェルター級王者のセドリック・ドゥンベとも互角に渡り合うなど、目覚ましい活躍を見せました。最終的に、59勝10敗という輝かしい戦績を残し、キックボクサーとしてのキャリアを終えました。

総合格闘技への転向

2013年、リデルはプロ総合格闘技デビューを果たします。キックボクシングと並行しながら総合格闘技の試合にも出場し、7戦6勝という好成績を収めました。

UFCでの活躍

2019年10月6日、ついにUFCへの初参戦を果たし、UFC 243でジェイミー・ムラーキーと対戦。3-0の判定で勝利を収め、その激闘ぶりからファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

2021年6月12日、UFC 263ではライト級ランキング13位のドリュー・ドーバーと対戦。壮絶な打ち合いを繰り広げ、再び3-0の判定勝ちを収めました。この試合でもファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、その実力と人気を不動のものとしました。

しかし、2021年12月4日、UFC on ESPN: Font vs. Aldoでライト級ランキング14位のラファエル・フィジエフと対戦し、右スピニングバックキックによる3ラウンドTKO負けを喫しました。

2022年11月12日、UFC 281でヘナート・モイカノと対戦し、リアネイキドチョークで1ラウンド一本負け。この試合後、モチベーションの低下を理由に総合格闘技からの休養を発表しました。

人物像とエピソード

リデルのニックネームである「クエイク」（地震）は、2011年に彼の地元クライストチャーチが甚大な被害を受けたカンタベリー地震に由来しています。このニックネームは、彼の故郷への想いと、困難に立ち向かう強い意志を表しています。

獲得タイトル

Wollongong Warsウェルター級王座（2019年）

表彰

UFCファイト・オブ・ザ・ナイト（2回）

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