UFC 263

UFC 263: アデサンヤvs.ヴェットーリ2 大会詳細レポート

2021年6月12日、アリゾナ州グレンデールにあるヒラ・リバー・アリーナにて、世界中から注目を集めたUFC 263が開催されました。この大会は、ミドル級王者イスラエル・アデサンヤと挑戦者マーヴィン・ヴェットーリによるタイトルマッチ、そしてフライ級王者デイブソン・フィゲイレードと挑戦者ブランドン・モレノによるタイトルマッチが2大メインイベントとして組まれ、大きな話題を呼びました。

注目カードと試合結果

メインイベントでは、アデサンヤとヴェットーリの再戦が実現しました。両者は以前にも対戦経験があり、そのリマッチということもあり、高い注目を集めていました。そして、この試合はアデサンヤが判定勝ちで3度目の防衛に成功。王者としての地位を不動のものとしました。

もう一つのタイトルマッチであるフライ級戦では、モレノがフィゲイレードをリアネイキドチョークで下し、王座獲得という快挙を成し遂げました。モレノの勝利は、観客に大きな衝撃と興奮を与え、大会をさらに盛り上げました。

さらに、この大会ではレオン・エドワーズとネイト・ディアスによるウェルター級マッチが、メインイベント以外のノンタイトルマッチとしては異例となる5ラウンド制で行われました。この試合は、両選手の激しい攻防が繰り広げられ、エドワーズが判定勝ちを収めました。5ラウンドという長丁場を戦い抜いた両選手は、観客から大きな拍手と賞賛を浴びました。

アーリープレリムとプレリミナリーカードでは、多くの選手が熱戦を繰り広げました。各階級のトップ選手たちがしのぎを削る激しい試合が続き、観客は終始、手に汗握る展開に魅入られました。中には、テランス・マッキニー選手がわずか7秒でKO勝利を収めるなど、衝撃的な結果も飛び出しました。

試合結果詳細

以下に、各試合の結果を詳細にまとめます。

アーリープレリム

第1試合（ヘビー級）：カルロス・フェリペ ○ vs. ジェイク・コリアー × (判定2-1)
第2試合（ライト級）：ファレス・ジアム ○ vs. ルイージ・ベンドラミニ × (判定2-0)
第3試合（148.5ポンド契約）：スティーブン・ピーターソン ○ vs. チェイス・フーパー × (判定3-0) ※ピーターソンの体重超過によりフェザー級から変更
第4試合（ライト級）：テランス・マッキニー ○ vs. マット・フレボラ × (1R 0:07 KO)
第5試合（女子バンタム級）：パニー・キアンザド ○ vs. アレクシス・デイビス × (判定3-0)

プレリミナリーカード

第6試合（フェザー級）：モフサル・エフロエフ ○ vs. ハキーム・ダオドゥ × (判定3-0)
第7試合（女子フライ級）：ローレン・マーフィー ○ vs. ジョアン・コールダウッド × (判定2-1)
第8試合（ライトヘビー級）：エリク・アンダース ○ vs. ダレン・スチュワート × (判定3-0)
第9試合（ライト級）：ブラッド・リデル ○ vs. ドリュー・ドーバー × (判定3-0)

メインカード

第10試合（ライトヘビー級）：ポール・クレイグ ○ vs. ジャマール・ヒル × (1R 1:59 腕ひしぎ十字固め)
第11試合（ウェルター級）：ベラル・ムハマッド ○ vs. デミアン・マイア × (判定3-0)
第12試合（ウェルター級）：レオン・エドワーズ ○ vs. ネイト・ディアス × (判定3-0)
第13試合（UFC世界フライ級タイトルマッチ）：ブランドン・モレノ ○ vs. デイブソン・フィゲイレード × (3R 2:26 リアネイキドチョーク)
第14試合（UFC世界ミドル級タイトルマッチ）：イスラエル・アデサンヤ ○ vs. マーヴィン・ヴェットーリ × (判定3-0)

大会表彰

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ブラッド・リデル vs. ドリュー・ドーバー
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：ブランドン・モレノ、ポール・クレイグ

受賞選手には5万ドルのボーナスが授与されました。

UFC 263は、タイトルマッチを含む数々の白熱した試合が展開された、記憶に残る大会となりました。各試合のハイライトは、多くの格闘技ファンに感動と興奮を与え続け、UFCの歴史に刻まれた重要な大会の一つと言えるでしょう。

もう一度検索