ブランドン・マーシュ (野球)

ブランドン・チェイス・マーシュ（Brandon Chase Marsh）は、1997年12月18日生まれ、アメリカ合衆国ジョージア州出身のプロ野球選手です。現在はMLBのフィラデルフィア・フィリーズに所属し、外野手として活躍しています。右投左打。

経歴

高校時代は、野球だけでなくアメリカンフットボール、バスケットボールもプレーするスポーツマンでした。最終学年には、グイネット郡の記録となる66安打を放ち、打率.559で首位打者を獲得。4本塁打、25打点、19盗塁、OPS1.545という驚異的な成績を残しました。

2016年のMLBドラフト2巡目（全体60位）でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、プロ入りを果たしました。当初はケネソー州立大学への進学も検討していましたが、エンゼルスとの契約を選びました。

2017年にルーキー級でプロデビュー後、着実にステップアップ。2018年にはA級、A+級でプレーし、2球団合計で打率.260、10本塁打、70打点、14盗塁を記録しました。2019年にはAA級まで昇格し、打率.286、7本塁打、45打点、19盗塁と好成績を残しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加し、経験を積みました。

2020年オフにはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2021年、AAA級で好調を維持し、7月にメジャー初昇格。7月18日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを果たしました。当初は苦戦したものの、マイク・トラウト選手の故障離脱後は主に中堅手を務め、シーズン終盤には1番打者も任されました。最終的に打率.254、出塁率.317を記録し、MLB初安打、初本塁打も記録しました。

2022年は開幕40人枠入りを果たし、主に左翼手を務めました。

同年8月2日、ローガン・オーハッピー選手とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍しました。

選手としての特徴

マーシュ選手は、元チームメイトのジョー・アデル選手と共に「マイナー最高」と評されるほどの高い身体能力が持ち味です。特に、選球眼に優れていると評価されています。長髪と伸ばし続ける髭がトレードマークで、個性的な外見も注目を集めています。

エンジェルス時代は大谷翔平選手を慕っており、現在も親交が深いことで知られています。

今後の活躍が期待される、注目の若手選手です。

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