ブルックス・ラリー

ブルックス・リー・ラリー - プロ野球選手

ブルックス・リー・ラリー（Brooks Lee Raley）は、1988年6月29日にテキサス州サンアントニオで生まれたプロ野球選手であり、主に投手として活動しています。彼は左投左打のスタイルを持ち、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・メッツに所属しています。

経歴

プロ入りとカブス時代

ラリーは2009年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから6巡目（全体200位）で指名され、同年8月に契約を結びました。プロデビューは傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスで、3試合に先発として登板し、初年度は0勝1敗、防御率は4.15を記録しました。翌年の2010年にはA+級デイトナ・カブスで8勝6敗、防御率3.50、97奪三振という成績を収めました。

2011年はAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、8勝10敗、防御率4.22を記録。2012年にはAA級テネシーで2勝2敗、防御率3.51をマークした後、AAA級アイオワ・カブスへ昇格し、メジャーデビューを果たします。最初の試合では日本時間の8月7日にサンディエゴ・パドレスを相手に先発登板し、4回で7失点を喫しましたが、次第にメジャーでの経験を積んでいきます。

ツインズ傘下時代

2014年、ラリーはウェイバー公示を経てミネソタ・ツインズに移籍し、AAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレー。一時的に登板機会を持ちながら、その後、同年5月8日にDFAとなりました。

エンゼルス傘下時代

同じく2014年5月8日にロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、その後韓国のプロ野球チーム、ロッテ・ジャイアンツに契約。ここでの活躍が目覚ましく、2015年から2018年の間に11勝、8勝、13勝、11勝を記録しました。特に2017年には13勝を挙げ、KBOリーグでの存在感を示しましたが、2019年には5勝14敗となり、リーグ最多敗戦投手に輝きました。

レッズ時代とアストロズ時代

2020年にはシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、メジャー昇格後にはアストロズに移籍しました。この2020年の中盤、彼は両チーム合計で21試合に登板し、0勝1敗1セーブ、防御率4.95を記録。2021年には58試合に登板し、2勝3敗2セーブを挙げました。

レイズとメッツ時代

ラリーは2021年11月にタンパベイ・レイズと契約し、2022年にはニューヨーク・メッツにトレードで移籍しました。2023年には第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のアメリカ合衆国代表に選出されましたが、残念ながら怪我のため辞退せざるを得ませんでした。

選手情報

各年度別の成績を見ても分かる通り、ラリーは一貫して成績を残し、チームに貢献してきました。彼の背番号は時代によって異なり、カブス時代には43番、ロッテ・ジャイアンツでは46番を背負っていました。現在もメッツで活躍するブルックス・リー・ラリーは、今後もさらなる成長が期待される選手です。

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