ブルートーンズ・コンパニオン

『ブルートーンズ・コンパニオン』は、イギリスのロックバンド、ブルートーンズが日本で初めてリリースしたEPです。これは日本限定で発売され、バンドの日本デビューを飾る作品となりました。

このEPは、本国でリリースされた2枚のシングルをまとめたもので、ブルートーンズの初期の魅力が凝縮されています。特に注目すべきは「アー・ユー・ブルー・オア・アー・ユー・ブラインド」です。この曲は、彼らのデビューアルバム『エクスペクティング・トゥ・フライ』には収録されなかったため、長らくこのEPでしか聴くことができませんでした。後にベストアルバムに収録され、ようやく多くのファンが触れる機会を得ましたが、それまではまさに幻の名曲として知られていました。

このEPに収録されている楽曲は、以下の通りです。

1. アー・ユー・ブルー・オア・アー・ユー・ブラインド - Are You Blue Or Are You Blind?
2. ストリング・アロング - String Along
3. ドリフトウッド - Driftwood
4. ブルートニック - Bluetonic
5. コロラド・ビートル - Colorado Beetle
6. グラッド・トゥ・シー・ユー・バック・アゲイン - Glad To See Y' Back Again

これらの楽曲は、ブルートーンズ特有のメロディアスなギターサウンドと、マーク・モリスの独特なボーカルが特徴です。彼らの音楽は、ブリットポップの潮流に乗りながらも、どこか懐かしい雰囲気を持っており、幅広い層の音楽ファンに支持されています。また、歌詞も文学的で、聴く人の心に深く響きます。

『ブルートーンズ・コンパニオン』は、ブルートーンズの音楽の魅力を手軽に体験できる作品であり、彼らのファンはもちろん、ブリットポップに興味がある方にもおすすめの一枚です。このEPを聴けば、彼らがなぜイギリスを代表するロックバンドとして愛されているのかが理解できるでしょう。

ちなみに、このEPに収録された全曲は、後に編集盤『ア・ラフ・アウトライン』にも収録されています。

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