ブレントン・ドイル

ブレントン・エドワード・ドイル

ブレントン・エドワード・ドイル（Brenton Edward Doyle）は、1998年5月14日生まれのアメリカのプロ野球選手で、現役ではコロラド・ロッキーズの外野手として活躍しています。彼は、バージニア州フォーキア郡ウォーレントン出身で、右投右打のスイングスタイルを持ちます。

経歴

プロ入り

ドイルは2019年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズから4巡目（全体129位）で指名を受けました。そしてプロ契約を結び、コロラド・ロッキーズ傘下のパイオニアリーグのルーキー級、グランドジャンクション・ロッキーズでプロデビューを果たしました。デビュー年の51試合で彼は打率.383という素晴らしい成績を残し、8本塁打、33打点、17盗塁を記録しました。

COVID-19の影響と復帰

2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、マイナーリーグの試合が実施されず、彼は公式戦に出場できませんでした。この厳しい状況を乗り越え、2021年にはA+級のスポケーン・インディアンスで活躍。97試合に出場し、打率.280、16本塁打、47打点、21盗塁を記録しました。

更なる飛躍

2022年にはAA級ハートフォード・ヤードゴーツとAAA級アルバカーキ・アイソトープスに所属し、合計132試合で打率.256、26本塁打、77打点、23盗塁を達成。この年の11月15日にはさらなる評価を受け、ルール・ファイブ・ドラフトからの保護のために40人枠に登録されました。

メジャーデビュー

2023年、ドイルはAAA級アルバカーキでシーズンを開始し、4月24日にはメジャーリーグに昇格を果たしました。同日のクリーブランド・ガーディアンズ戦では「8番・中堅手」として先発出場し、メジャーリーグデビューを飾りました。この年のメジャーリーグでは126試合に出場し、打率.203、10本塁打、48打点、22盗塁を記録しました。

特筆すべきは、9月2日のトロント・ブルージェイズ戦での出来事です。彼は中堅手として守備中に105.7mph（約170km/h）の送球を記録し、スタットキャスト導入以来外野手としての史上最速に認定されました。これは彼の守備力の高さを示す印象的な瞬間でした。

表彰・実績

彼は、2023年にゴールドグラブ賞（外野手部門）を受賞し、守備のクオリティでも高い評価を得ています。背番号は9。しかし、これまでの成績に満足することなく、今後もさらなる成長を目指して努力を続ける姿勢が期待されています。

おわりに

ブレントン・ドイルは、若手ながらもメジャーリーグにおいて確固たる実績を持つ選手になりつつあります。彼のパフォーマンスはチームにとって貴重であり、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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