1997年
5月21日にリリースされた
Coccoの記念すべき1st
アルバム『
ブーゲンビリア』は、彼女の音楽性の原点を示す作品として、今も多くのファンに愛されています。プロデュースは
Dr.StrangeLoveの
根岸孝旨が担当し、
Cocco自身が描いた
ブーゲンビリアの絵がジャケットを飾っています。
特徴
平仮名クレジット: Cocco自身が作詞・作曲した楽曲は、すべて平仮名で「こっこ」とクレジットされています。これは、この
アルバムのリリース後も同様に続けられました。
2006年リリースの
シングル「音速パンチ」以降は「
Cocco」とクレジットされるようになります。
インディーズ時代の楽曲: 「首。」「眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬~」「SING A SONG〜NO MUSIC, NO LIFE〜」は、インディーズ時代の
シングル「Cocko」に収録されていた楽曲の別音源バージョンです。特に「眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬~」の
シングルバージョンは、ベスト
アルバム『
ベスト+裏ベスト+未発表曲集』の初回限定盤で聴くことができます。
キャッチコピー: アルバムの帯には「朱く腫れあがる愛の歌」という印象的な
キャッチコピーが記されています。
hideの絶賛: hideが本作を1997年のベスト
アルバムに挙げており、「私の中のブッチギリは
Cocco。サウンドにも声にもヤラれちゃったけど、この人の歌を聴くにつけ『あー日本人に生まれてて、よかった』と思いました」と、その音楽性を高く評価しています。
リメイク: 収録曲「SING A SONG ~NO MUSIC, NO LIFE~」は、
2004年に
Coccoが参加したバンド「こっこちゃんとしげるくん」(後のSINGER SONGER)によってリメイクされました。
参加ミュージシャン
豪華なミュージシャンたちが
アルバムを彩っています。
向山テツ:Drums
根岸孝旨:Bass, Synthesizer, Acoustic Guitar, Electric Guitar, Piano Solo, Chorus
堀越信泰:Electric Guitar, Acoustic Guitar
金原千恵子:Violin
志賀恵子:Violin
井野辺大輔:Viola
笠原あやの:Cello
村山達哉:Strings Arrangement & Conduct
渡辺等:Cello, Mandolin
武藤裕生:Violin
柴草玲:Acoustic Piano
ホッピー神山:Synthesizer, Acoustic Piano, Tapes, Noiz Violin, Gram Pot
白井良明:Electric Guitar
岸利至:Synthesizer, Programming
梅崎俊春:Synthesizer, Programming
柴田俊文:Synthesizer
前田康美、
新居昭乃、上野新:Chorus
テーラー寺田:Chorus
大石真理恵:Marimba
ポッキー苺・つぶつぶ反対:Tambourine
乳無し隊1号 (隊長):Soprano Recorder
出雲麻紀子:Original Arrangement
石田小吉:Electric Guitar, Programming
佐橋佳幸:Acoustic Guitar
手代木克仁:Original Arrangement
難波弘之:Synthesizer
ポカホンタス:Chorus
『
ブーゲンビリア』は、
Coccoの初期の才能が凝縮された、聴きごたえのある
アルバムです。彼女の独特な世界観と、参加ミュージシャンたちの素晴らしい演奏が融合し、時代を超えて愛される作品となっています。