プレサンスコーポレーション

プレサンスコーポレーションの概要

株式会社プレサンスコーポレーションは、大阪府大阪市に本社を構えるマンションデベロッパーです。オープンハウスグループの一員として、東証スタンダード市場に上場しており、同市場のTOP20構成銘柄にも名を連ねています。

事業展開

同社は、主に大阪、京都、神戸といった阪神エリアを中心に、名古屋や東京でも新築分譲マンション事業を積極的に展開しています。ワンルームタイプからファミリータイプまで幅広いニーズに対応しており、特に近畿圏においては11年連続、東海圏では9年連続で新築分譲マンションの供給戸数ランキングで首位を獲得しています。近年は全国展開も強化しており、2021年度には全国分譲マンション供給戸数ランキングで1位となりました。

創業と成長

創業者の山岸忍氏によって、1997年に「株式会社日経プレステージ」として設立されました。その後、「プレサンスコーポレーション」へと社名を変更し、一代で東証一部上場（現在は東証スタンダード）を果たすまでに成長させました。

2016年には、愛知県と静岡県でマンション事業を展開する三立プレコン株式会社を完全子会社化し、事業拡大を図りました。また、2019年からはAIを活用した不動産投資情報サイト「ブライト」を稼働させるなど、先進的な取り組みも行っています。

同社は、ワンルームマンションや高齢者向け高級マンションの建築・販売を得意としており、複雑な権利関係を持つ土地を買い上げ、富裕層向けの投資用マンションとして販売する手法で業績を伸ばしました。その結果、2019年3月期の連結売上高は、5年前の約3倍となる1605億円に達しました。

沿革

1997年10月：株式会社日経プレステージを設立。
1998年4月：不動産賃貸仲介業を開始。
2001年7月：本社を大阪市中央区農人橋に移転。
2002年4月：株式会社プレサンスコーポレーションに商号変更。
2005年2月：本社を大阪市中央区城見に移転。
2007年12月：東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2013年10月：東京証券取引所市場第一部に指定替え。
2019年12月：創業者の山岸忍が大阪地検特捜部に逮捕。
2020年5月：オープンハウス（現オープンハウスグループ）が筆頭株主となる。
2021年1月：オープンハウスが親会社となる。

事件・不祥事

2019年、同社は業務上横領事件に関与しました。明浄学院の土地売買代金をめぐり、当時の代表取締役社長であった山岸忍氏や子会社社長が逮捕されました。この事件により、株価は急落し、山岸氏は社長を辞任、主要株主からも外れることとなりました。

2021年3月には、元執行役員に業務上横領罪で有罪判決が下されましたが、同年10月には、山岸氏に対しては「着服計画の認識を認めるには合理的な疑いが残る」として無罪判決が言い渡され、後に確定しました。

グループ会社

プレサンスコーポレーションは、以下のグループ会社を擁しています。

株式会社プレサンス住販
株式会社プレサンスコミュニティ
株式会社プレサンスリアルタ
株式会社プレサンスギャランティ
株式会社プレサンスリアルエステート
株式会社トライスト
三立プレコン株式会社
株式会社ララプレイス
Pressance USA ,Inc.
株式会社プロスエーレ
株式会社プロスエーレワン

外部リンク

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