プロレスリング・イラストレーテッド

プロレスリング・イラストレーテッド誌（PWI）とは

プロレスリング・イラストレーテッド（Pro Wrestling Illustrated、PWI）は、1979年にアメリカで創刊された老舗のプロレス雑誌です。現在も刊行されている英語のプロレス雑誌としては最長の歴史を誇ります。

PWI 500 / PWI Women's 250

PWI誌で特に人気を集めているのが、年に一度発表されるレスラーのランキング企画です。男子レスラーを対象とした「PWI 500」は1991年から、女子レスラーを対象とした「PWI Women's 250」は2008年から開始されました。

このランキングは、世界中のプロレスラーを団体を問わず評価し、その年の活躍に基づいて順位付けを行うものです。男子は500位まで、女子は250位までが発表されます。

2024年のランキングでは、男子1位にWWEのコーディ・ローデス、女子1位にAEWのトニ・ストーム、タッグ部門1位にビアンカ・ブレア＆ジェイド・カーギル組が選ばれました。

PWI Women's 250における日本人レスラーの活躍

PWI Women's 250では、多くの日本人レスラーが上位にランクインし、その実力を世界に示しています。

初めてトップ10入りを果たしたのは、2016年に3位にランクインしたWWEのASUKA（当時は華名）です。NXT女子王座を獲得したことが評価されました。翌2017年には、NXT女子王座を510日間保持し、日本人初の1位に輝きました。

2017年には、ASUKAに加えて紫雷イオ、カイリ・セインの3人がトップ10入り。2020年には、ASUKA、志田光、里歩、紫雷イオ、岩谷麻優の5人がトップ10を占めるなど、日本人レスラーの存在感が増しています。

2022年には、スターダムの朱里が日本人として2人目の年間1位を獲得。2024年には、スターダムの舞華が4位、マリーゴールドなどで活躍したSareeeが6位にランクインしています。

年間表彰

PWI誌では、読者投票によって選ばれる年間表彰も行っています。1972年から続く伝統的な企画で、以下の部門があります。

最優秀レスラー
最優秀タッグチーム
最優秀試合
最優秀確執
最も人気があったレスラー
最も嫌われたレスラー
最も良くなったレスラー
最も心を揺さぶったレスラー
新人賞
スタンリー・ウェストン賞（生涯功績賞）
カムバック賞
最優秀女性賞

これらの賞は、その年のプロレス界を象徴する出来事やレスラーを称えるもので、プロレスファンにとって大きな関心を集めています。

プロレスリング・イラストレーテッド誌は、長年にわたりプロレス界の動向を伝え、レスラーたちの活躍を記録してきました。その歴史と伝統は、プロレスファンにとってかけがえのないものであり、これからもプロレス界の発展に貢献していくことが期待されます。

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