コーディ・ローデス

コーディ・ローデスのプロレスキャリア

コーディ・ローデス（Cody Rhodes）は、1985年にアメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルに生まれたプロレスラーで、WWE（World Wrestling Entertainment）やAEW（All Elite Wrestling）を含む数多くの団体で活躍しています。彼は、「アメリカン・ナイトメア」というニックネームで知られ、父親は名レスラーのダスティ・ローデスです。異母兄にはダスティン・ローデスがいます。リングアナウンサーとして活躍する妻、ブランディ・ローデスとも共演することがあります。

WWEでの初期キャリア

コーディは、2006年にWWEと契約し、OVWでの成長を促されました。彼はすぐに南部タッグ王座を獲得し、2007年にはOVWヘビー級王座をも手に入れます。次第に名前を「コーディ・ローデス」に変更し、2007年7月にはRAWでデビュー。彼は、父親のダスティと共に王者ランディ・オートンと抗争を繰り広げます。執拗な戦いにより、彼は2007年12月にWWE世界タッグ王座を獲得します。

ヒールターンから新たな成長

2008年にヒールターンを果たし、同年、タッグパートナーであったテッド・デビアス・ジュニアと共に再度世界タッグ王座を獲得。彼は、レガシーとして活動を展開し、後にトリプルHとの抗争にも突入します。2010年にはレガシーが解散し、彼はSmackDown!に移籍し、自らのキャラクターを進化させます。「ダッシング・コーディ」としてナルシストなキャラを演じ、再びタッグ王座を獲得しますが、王座から陥落する波乱も経験します。

WWEからインディー、そしてAEWへ

コーディは2016年にWWEを離れ、インディー団体での活動を開始します。ここからは彼の新たな挑戦が始まります。新日本プロレスやROH（Ring of Honor）など様々な団体で目覚ましい活躍を見せ、特に新日本プロレスではBULLET CLUBの一員として重要な役割を果たします。2017年にはROH世界王座を獲得し、彼が築き上げた「アメリカン・ナイトメア」のアイデンティティはこの時期に色濃く表れました。

2019年、コーディはAEWの設立メンバーとして名を馳せ、初のTNT王者に輝きます。この新団体でも、彼は中心人物として様々な名勝負を展開し、プロレス界における注目のレスラーとなります。

WWEへの復帰

2022年、コーディはWWEに復帰。レッスルマニア38でセス・ロリンズと対戦し、優れたパフォーマンスを見せました。その後、ロイヤルランブルで勝利し、さらなる栄光を目指して闘い続けます。2023年にはWWE王座に挑戦し、特に印象的な試合を繰り広げました。彼は今なおその才能と魅力をファンにアピールし続けており、その物語を「finish the story」として締めくくる決意を新たにしています。

技やスタイル

コーディ・ローデスには数々のフィニッシュホールドがあり、特に「クロスローズ」と呼ばれる技は彼の象徴とも言える技です。多様な打撃技や関節技を駆使し、常に新しい戦術を用いることで観客を楽しませます。彼の試合は、技術的な巧妙さとストーリー性に富んでおり、彼のキャリアは多くのファンに愛されています。

コーディ・ローデスは、プロレス界における重要な人物であり、彼の物語は今後も続くでしょう。

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