プーペガール

プーペガールとは

プーペガールは、サイバーエージェントグループが提供していた、女性向けのインターネットコミュニティサービスです。2007年2月にサービスを開始し、ファッションに特化したコミュニティとして人気を博しました。サービス開始当初はサイバーエージェントが直接運営していましたが、2008年3月には株式会社プーペガールが設立され、事業が譲渡されました。同日には、携帯電話向けの「プチプーペ」というサービスも開始されています。

サービスの特徴

プーペガールは、自分の持っているファッションアイテムの画像をアップロードしたり、「プーペ」と呼ばれるアバターを着せ替えて楽しむことができました。アバターの見た目は、目の形、顔や口の形、ほくろの位置などを自由にカスタマイズできました。また、アップロードした画像や、着せ替えアイテムを他のユーザーに販売することで、ゲーム内通貨である「リボン」を得ることができました。この「リボン」を使って、プーペガールのショップで新しい着せ替えアイテムを購入することができました。

ショップには、服やアクセサリー、メイクアップ用品など、様々な種類のアイテムが用意されていました。また、「きせかえフリマ」というコーナーでは、ユーザー同士で着せ替えアイテムを売買することもできました。2009年8月には、「ジュエル」という新しいゲーム内通貨が導入されました。これは、現実のお金で購入できるもので、「リボン」に変換することができました。ジュエルに対応したショップもありました。ただし、2013年8月31日をもって、「ジュエル」の発行は終了しました。

プーペガールには、ユーザー同士が交流できる「プペカフェ」というコーナーがありました。ここでは、短文でのチャットを楽しむことができました。また、「おしゃれじてん」というファッションデータベースもあり、登録ユーザー以外も閲覧することができました。

タイアップ

プーペガールは、様々なファッションブランドや企業とタイアップを行っていました。例えば、コーセーの「HAPPY BATH DAY Precious Rose」やCOACHとのタイアップでは、オリジナルの着せ替えアイテムが販売されました。また、木村カエラや、平山あや、辻希美、YUUKIなどの芸能人が、自身のデザインしたアイテムを販売する「芸能人ショップ」も存在しました。

その他

プーペガールには、「プペツールハウス」という便利な機能もありました。ここでは、自分のプーペの画像をブログに貼ったり、携帯電話の待ち受け画像を作成したりすることができました。また、運営に対して意見を送ることもできました。

サービス終了

プーペガールは、2015年3月31日をもってサービスを終了しました。サービス開始から約8年間、多くの女性ユーザーに愛されましたが、惜しまれつつもその歴史に幕を閉じました。

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