ヘクター・ベラスケス (野球)

ヘクター・ベラスケス・アギラル：メキシコ出身の右腕投手

ヘクター・ベラスケス・アギラル（Héctor Velázquez Aguilar）は、1988年11月26日、メキシコのソノラ州シウダ・オブレゴンで生まれました。現在はメキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズに所属するプロ野球選手で、右投右打の投手として活躍しています。

メキシカンリーグでのキャリア

ベラスケスは2010年にカンペチェ・パイレーツでプロとしてのキャリアをスタートさせました。メキシカンリーグでは着実に実績を積み重ね、以下の成績を残しています。

2010年：29試合登板（14先発）、6勝4敗、防御率2.93、50奪三振
2011年：5試合先発、1勝1敗、防御率4.71、20奪三振
2012年：19試合先発、11勝7敗、防御率4.40、79奪三振
2013年：22試合先発、2勝0敗、防御率4.19、91奪三振
2014年：21試合先発、11勝7敗、防御率4.10、98奪三振
2015年：18試合登板（17先発）、6勝4敗、防御率4.44、70奪三振
* 2016年：モンクローバ・スティーラーズへ移籍。22試合先発、5勝1敗、防御率2.47、120奪三振

レッドソックスでの挑戦

2017年、ベラスケスはボストン・レッドソックスに契約を買われ、メジャーリーグへの挑戦をスタートさせました。AAA級ポータケット・レッドソックスで調整後、5月にメジャー契約を結びました。5月18日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューを果たしましたが、5回6失点で敗戦投手となりました。

2018年は、アレックス・コーラ新監督の下、スプリングトレーニングで好投し、開幕25人枠入り。先発ローテーションの一角を担いましたが、4月途中にリリーフへ配置転換。5月には腰部挫傷で故障者リスト入り。復帰後もリリーフとして登板を重ね、最終的に47試合（8先発）に登板し、7勝2敗、防御率3.18の成績を残しました。しかし、ポストシーズンのロースターには入れませんでした。

オフには日米野球のMLB選抜に選出され、訪日。しかし、原爆ドーム訪問時に不適切な内容をSNSに投稿し、批判を浴びました。

2019年は34試合に登板（8先発）しましたが、1勝にとどまりました。

2020年3月、DFAとなり、オリオールズへ移籍しました。

その後

オリオールズではメジャー昇格の機会を得られず、アストロズへ移籍。アストロズ傘下AAA級で好成績を残しましたが、FAとなりました。

2021年、メキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズに復帰。東京オリンピックのメキシコ代表にも選出されましたが、COVID-19検査で陽性となり、出場を辞退しました。

ベラスケスは、メキシカンリーグで実績を積み、メジャーリーグに挑戦した経験を持つ投手です。SNSでの問題行動もありましたが、野球に対する情熱は衰えていません。今後の活躍が期待されます。

年度別投手成績

(省略)

年度別守備成績

(省略)

背番号

76（2017年 - 2019年）

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