ヘスス・ロドリゲス

ヘスス・ロドリゲス：リングアナウンサー、そして覆面レスラー

ヘスス・ロドリゲス（Jesús Rodríguez）は、1986年2月17日生まれのアメリカ合衆国のプロレスラーであり、リングアナウンサーとしても知られています。カリフォルニア州バンナイズ出身で、メキシコ系アメリカ人としてのルーツを持っています。

プロレスキャリアの始まり

2006年8月、ロドリゲスはプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせました。初期は、チカラやドラゴンゲートUSAといったインディー団体で、キメラ（Chimaera）という覆面レスラーとして活動していました。

WWEでの活躍

2010年、ロドリゲスはWWEと契約を結びました。当初は傘下団体であるFCWでキメラとして活動していましたが、同年8月からはリカルド・ロドリゲス（Ricardo Rodriguez）という名義でWWEのSmackDownに登場するようになります。彼の役割は、アルベルト・デル・リオの専属リングアナウンサーでした。番組のリード・リングアナウンサーであったトニー・チメルに代わり、デル・リオの試合開始時のコールを担当しました。

2011年になると、ロドリゲスはFCWのロスターに加わり、試合にも出場するようになりました。WWEでは、アルベルト・デル・リオの忠実な手下として、彼の命令には絶対服従。デル・リオの対戦相手への妨害、王座奪取、防衛のための工作など、様々な手段でデル・リオをサポートしました。しかし、2011年12月19日、デル・リオが負傷欠場したことで、ロドリゲスも出番を失ってしまいます。

2012年1月29日、PPVのRoyal Rumble 2012にて、ロイヤルランブルマッチに8番目の登場を果たしましたが、サンティーノ・マレラによって脱落させられました。4月からはデル・リオの戦線復帰に合わせて、再び専属リングアナウンサーとして復帰。その後、サンティーノ・マレラとの抗争を展開し、10月からはエル・ローカル（El Local）という覆面レスラーとしてSaturday Morning SlamやNXTに出場するなど、選手としての出場機会が増えました。12月29日にはビッグ・ショーとの対戦も実現しています。

2013年、ロブ・ヴァン・ダムとデル・リオの抗争が激化する中、ロドリゲスはデル・リオの救助に失敗。これが原因で専属リングアナウンサーを解雇されてしまいます。これに憤慨したロドリゲスは、ロブ・ヴァン・ダムのマネージャーに就きましたが、抗争の終了とともにフェードアウトしていきました。

2014年、WWEではPPV時のスペイン語実況席での解説が中心となり、同時にNXTではエル・ローカルとしてカリストとタッグを組んで活動。NXTタッグ王座に挑むなど活躍しましたが、7月30日にWWEから解雇されることとなりました。

インディー団体での再出発

WWE解雇後、2014年8月30日、アイ・ビリーブ・イン・レスリング（I Believe In Wrestling）のイベントであるBELIEVE 82にて本名名義で参戦。チェイスン・ランス & トリスタン・ケアリィと組み、マネージャーにシャウル・ゲレロを従えてサンタナ・ギャレット & マックスウェル・シカゴ & スウィート・タン・ウィリーと対戦し、勝利を収めました。

得意技と入場曲

ロドリゲスの得意技は、コークスクリュー・ムーンサルトです。また、入場曲は「Realeza」という曲を使用しています。

ヘスス・ロドリゲスは、リングアナウンサー、マネージャー、そして覆面レスラーとして、様々な役割をこなしてきたプロレスラーです。WWEでの活躍を経て、現在はインディー団体で活動を続けています。

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