ベック (ゲーム会社)

株式会社ベック (BEC)

概要

株式会社ベックは、日本のゲーム会社で、かつては株式会社バンダイナムコゲームス（現：バンダイナムコエンターテインメント）の完全子会社として知られていました。設立当初からキャラクターゲームの開発を主な業務としており、その名は「BANDAI ENTERTAINMENT COMPANY」の頭文字を取ったものです。2011年4月1日にバンプレソフトと合併し、新たに「株式会社B.B.スタジオ」が発足、それによりベックは解散しました。

沿革

• - 1990年12月：東京都武蔵野市に設立、資本金が9,600万円。
• - 1993年10月：資本金を1億6,600万円に増資。
• - 1994年：間庭英作によるカードゲーム装置特許を出願、CG・サウンド部門を設立。
• - 1996年9月：業務拡大に伴い、中野区へ移転。
• - 1999年3月：間庭英作が社長に就任し、親会社のバンダイはセカンドパーティ社としての役割を果たしていました。
• - 2000年：中野坂上から東中野に移転。
• - 2005年4月：再び移転し、台東区駒形に新たな拠点を構えました。
• - 2009年6月29日：資本金を1,000万円に減資。
• - 2011年4月1日：法人統合によりベックは解散しました。

代表的な開発タイトル

ベックは多くの人気ゲームを手がけており、特に1990年代から2000年代にかけて、さまざまな作品がリリースされました。例えば、以下のようなゲームが存在します：

• - ウルトラマンシリーズ（GB、SFC）
• - 機動戦士ガンダムシリーズ（PS、SS、PS2）
• - デジモンワールドシリーズ（PS、DS、PSP）
• - ドラゴンボールZシリーズ（GB、PS、DS）
• - ゲゲゲの鬼太郎関連の作品

開発チーム

1990年代後半から2000年代にかけて、ベックは複数の開発チームを編成しており、それぞれが異なる特徴あるゲームを制作していました。特に次のようなチームが知られています：

• - チームホワイトディンゴ：『機動戦士ガンダム外伝』シリーズなどを開発。
• - 浪川組：『ギレンの野望』シリーズ等を担当。
• - チームアカネコ：『SDガンダム ガシャポンウォーズ』などを手がけました。

結び

株式会社ベックは、日本のゲーム業界において一時代を築いた企業の一つです。バンダイナムコの資本を背景に、多くのキャラクターゲームを世に送り出すなど、その存在感を示しました。2011年の合併により解散したものの、当時の作品や開発体制については、未だに多くのファンに支持されています。

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