ベニー松山

ベニー松山について

ベニー松山（ベニーまつやま）は、1967年7月26日に東京都新宿区で生まれた著名な小説家、ゲームシナリオライターです。早稲田大学の第一文学部文芸専修を卒業し、彼は1986年に「TOMMY」の名でパソコン雑誌『マイコンBASICマガジン』にてライターとしてデビューを果たしました。

経歴の概要

松山は1987年、ゲーム雑誌『ファミコン必勝本』での『プロゴルファー猿』攻略記事により「ベニー松山」という名前を使用するようになります。このペンネームは、同作のキャラクター「紅蜂」に由来しています。彼の名は特にコンピュータRPG『ウィザードリィ』のエヴァンジェリストとして知られており、1988年にはこのゲームを元にした小説『隣り合わせの灰と青春』を出版しました。これに続く作品も多く、ウィザードリィ関連の小説やゲームシナリオを数多く手掛けています。

1989年には編集プロダクション「スタジオベントスタッフ」を設立し、取締役に就任。その後も、ゲーム攻略本「アルティマニア」や「解体真書」といったシリーズでシナリオや小説パートを執筆しました。

執筆スタイルと作品

松山は『マイコンBASICマガジン』では、TOMMY名義で読者投稿コーナーを担当。その後、1990年以降はベニー松山名義での執筆となり、1991年からは「俺を信じてコレを買え」というコーナーを連載しています。この連載は人気を博し、松山の幅広い知識とゲームに対する情熱が詰まったものでした。また、彼はトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の愛好者でもあり、長い間その魅力を伝え続けています。

彼の大学生活は波乱に満ちており、四度の留年を経験し、最終的には12年をかけて大学を卒業しました。この経験が彼の筆致や物語性に深い影響を与えたと言われています。

主な著作と貢献

ベニー松山の著作には、小説『小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春』をはじめ、シリーズ作品や短編が多岐にわたり含まれています。また、ゲームシナリオとしては『ウィザードリィ・外伝II 古代皇帝の呪い』などがあり、これらのシナリオはその後リメイクされるなど、影響を与え続けています。

彼の主な著作として、以下の作品が挙げられます。

• - 『不死王』
• - 『小説ウィザードリィII 風よ。龍に届いているか』
• - 『BASTARD!! 黒い虹』シリーズ

また、ゲーム攻略本やシナリオ監修においても多くの作品に関与しています。これには『ファイナルファンタジーX アルティマニアΩ』や『サガ フロンティア』リマスター版のシナリオ協力などがあります。

プロフィールのまとめ

ベニー松山は、ゲームと文学が交差する場所で独自の世界を築き上げてきた作家です。彼の作品は、プレイヤーや読者に深い感動や考察を促し、広く認知される存在となっています。これからの活動にも注目が集まり、さらなる作品の創作が期待されています。

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