ベリー・ファンドリエル

ベリー・ファン・ドリエル：オランダを代表する右腕

ベリー・ファン・ドリエル（Berry van Driel）は、1984年12月26日、オランダの南ホラント州ハーグで生まれました。現在は、オランダ国内リーグであるホーフトクラッセの強豪、キュラソー・ネプテューヌスに所属するプロ野球選手として活躍しています。右投げ右打ちの投手であり、その実力は国内のみならず、国際舞台でも高く評価されています。

野球との出会いと成長

ファン・ドリエルが野球を始めたのは5歳の時。ホーフトクラッセのSV ADOの下部チームで基礎を培いました。2002年には早くもリーグ戦デビューを果たしますが、当時は投手だけでなく内野手も兼任していました。2007年からは投手に専念し、その才能を開花させていきます。

オランダ代表としての活躍

ファン・ドリエルの国際舞台での活躍は目覚ましいものがあります。2007年のヨーロッパ野球選手権大会で初めてオランダ代表に選出されて以来、数多くの国際大会に出場。その力強い投球でチームを勝利に導いてきました。

特に、2011年のIBAFワールドカップでは、オランダ代表はヨーロッパの国としては1938年以来となる73年ぶりの優勝を果たし、そのメンバーとして大きく貢献。この功績が称えられ、代表選手全員に「サー」の爵位が贈られました。

ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）には、2009年、2013年と2度出場。2015年のワールドポート・トーナメント、WBSCプレミア12など、主要な国際大会でオランダ代表のユニフォームに袖を通しています。2016年には、ハーレムベースボールウィーク、フランス国際野球大会、ヨーロッパ野球選手権大会に出場し、全て優勝という輝かしい成績を収めました。

また、同年には日本代表との強化試合にも出場。2017年にはアメリカ遠征に参加し、第4回WBCのオランダ代表指名投手枠にも選出されるなど、常にオランダ野球界を牽引する存在として活躍しています。

所属チームでの貢献

2008年にDOORネプテューヌス（現キュラソー・ネプテューヌス）に移籍してからは、チームのクローザーとしてその地位を確立。安定した投球でチームの勝利に大きく貢献しています。

代表歴

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2011 IBAFワールドカップ オランダ代表
2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2015 ワールドポート・トーナメント オランダ代表
2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
2016 ハーレムベースボールウィーク オランダ代表
2016年フランス国際野球大会オランダ代表
2016年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
2016年の日本代表との強化試合
2017年の野球オランダ代表によるアメリカ遠征


ベリー・ファン・ドリエルは、オランダ野球界を代表する投手として、これからも国内外での活躍が期待される選手です。

もう一度検索