ベルナール・アッカ

ベルナール・アッカ：異色の経歴を持つマルチタレント

ベルナール・アッカは、1972年4月9日生まれ、コートジボワール出身のタレント、俳優です。かつては総合格闘家、キックボクサーとしても活躍し、その異色の経歴から「闘うマスオさん芸人」という異名を持ちます。ドイツで生まれ、幼少期を日本で過ごした後、様々な経験を経て現在の活動に至っています。

生い立ちと格闘技との出会い

1972年、ドイツのボンで生まれたアッカは、2歳の時に日本に移住。幼少期は父親の仕事の関係でコートジボワール大使館で過ごしました。中学・高校時代には柔道に打ち込み、初段を取得。その後、コートジボワールに帰国し、26歳で韓国に渡り延世大学校でテコンドーを2年間学びました。これらの経験が、後の格闘家としての基礎を築きました。

芸人から格闘家へ

2001年、アッカはお笑いコンビ「塩コショー」を結成し、芸人としてのキャリアをスタートさせます。2003年には、歌手・林明日香のデビュー曲のミュージックビデオに出演するなど、モデルとしても活動しました。しかし、その高い身体能力が注目され、総合格闘技の世界へ足を踏み入れることになります。

2007年3月、HERO'Sでシン・ヒョンピョとの対戦でTKO勝利を飾ると、同年6月にはDynamite!! USAで元NFL選手のジョニー・モートンにKO勝利。一躍注目を集めます。その後も、メルヴィン・マヌーフや武蔵といった強豪選手と対戦し、激闘を繰り広げました。

キックボクシング、シュートボクシング、そして総合格闘技へ

2008年にお笑いコンビを解散後、アッカはキックボクシングに転向。全日本キックボクシング連盟やK-1 JAPAN GPに出場しました。2009年にはシュートボクシングにも参戦し、勝利を収めています。並行して総合格闘技にも出場し、DEEPなどの舞台で活躍。2009年にはDEEP CAGE IMPACTで小阪俊二にTKO勝利するなど、その実力を発揮しました。

2011年には、DEEPライトヘビー級王座決定トーナメントに出場し、決勝で中西良行に敗れ王座獲得はなりませんでしたが、激闘を繰り広げました。2012年2月、悠羽輝との対戦を最後に、格闘家としての引退を表明。引退後は後進の育成に力を注ぐことを語りました。

引退後も多方面で活躍

格闘家引退後も、アッカは様々な分野で活躍しています。DDTプロレスリングに登場したり、トレーニングジムのトレーナーやバーのセキュリティーとして勤務するなど、多才な一面を見せています。また、日本語、フランス語、韓国語、英語の4か国語を操る語学力を活かし、テレビアニメの声優やドラマ、映画にも出演しています。

人物像

アッカは、2歳の時に来日し、日本での生活が長いため、流暢な日本語を話します。かつては、フジテレビのモノマネ番組に出演し、古畑任三郎や出川哲朗などのモノマネを披露していました。また、既婚者として妻の両親と同居していた時期には、自らを「サザエさんのマスオさん」と称し、家庭での立場を語っていました。現在は離婚し、パーソナルトレーナーとしてジムの開設を目指しています。

まとめ

ベルナール・アッカは、芸人、格闘家、俳優、タレントとして、様々な分野で才能を発揮しています。そのユニークな経歴と明るいキャラクターで、多くの人々を魅了し続けています。今後の活躍にも期待が高まります。

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