ベン・アスクレン

ベン・アスクレンについて

ベン・アスクレンは、1984年7月18日生まれのアメリカの元総合格闘家、レスリング選手、プロボクサーです。アイオワ州シーダーラピッズ出身で、ルーファスポーツとEvolve MMAに所属し、元ONE世界ウェルター級チャンピオン及び元Bellator世界ウェルター級チャンピオンとして知られています。

アマチュアレスリングの経歴

アスクレンは6歳からレスリングを始め、その後アローヘッド高校で2度のウィスコンシン州王者を成し遂げました。 ミズーリ大学では、大学レスリング最優秀選手賞であるダニー・ホッジ賞を2回受賞し、NCAAディビジョン1で2度の王者に輝き、4度のオールアメリカンに選出されています。アマチュア時代はピンフォールを得意とし、NCAAディビジョン1歴代3位の91ピンフォール勝利の記録を保持しています。彼の細身の体型は、他のレスラーとは異なる独特の動きを可能にしました。これが「ファンキー」というニックネームの由来です。

総合格闘技キャリア

2008年12月からアメリカン・トップチームで総合格闘技を学び、2009年に初の試合を行いました。2010年4月、Bellatorに初参戦しその後、同年10月にBellator世界ウェルター級タイトルを獲得。以降も同団体で4度のタイトル防衛を果たしました。その後に契約したONE FCでも活躍し、複数のタイトル防衛を実現させました。

UFCキャリア

アスクレンは2018年にUFCと契約すると、2019年3月にUFCデビューを果たします。最初の試合ではロビー・ローラーと対戦し、1ラウンドでテクニカル一本勝ちを収めました。しかしその後、ホルヘ・マスヴィダルに最短時間でKO負けを喫し、続くデミアン・マイア戦でも一本負けするなど、UFCでは厳しい流れに直面します。2019年11月には股関節の問題から引退を発表しました。

プロボクシングへの挑戦

2021年にはジェイク・ポールとの試合でプロボクシングデビューを果たしましたが、1ラウンドTKO負けを喫しました。

プライベートと哲学

アスクレンは大学時代に153勝8敗の戦績を残し、弟のマックスもレスリング界で名を馳せています。彼のファイトスタイルは、戦略的かつ効率的であり、グラウンド中心の戦い方に観客からも賛否が分かれることもありましたが、自身はそのスタイルに誇りを持っていました。他にもディスクゴルフなど多方面で活躍しています。

アスクレンはそのキャリアとスタイルで多くのファンを魅了し続け、総合格闘技における彼の影響力は非常に大きいものとなっています。

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