ペア碁ワールドカップ

ペア碁ワールドカップ：世界のトップ棋士がペアで競う国際棋戦

ペア碁ワールドカップは、世界ペア碁協会などが主催するペア碁の国際棋戦です。2010年に初めて開催され、その後、世界ペア碁最強位決定戦、世界ペア碁最強位戦と形を変えながら、現在まで続いています。2022年には「ペア碁ワールドカップ2022ジャパン」が開催されました。

大会形式とルール

大会のルールは、基本的に日本ペア碁規約に準拠しています。コミは6目半で、持ち時間は1時間、その後1手30秒の秒読みとなります。ただし、大会によっては持ち時間や考慮時間が異なる場合があります。

過去の大会結果

過去の主な大会結果は以下の通りです。

2010年：宋容慧・謝赫（中国）ペアが優勝
2016年：於之瑩・柯潔（中国）ペアが優勝
2017年：於之瑩・柯潔（中国）ペアが謝依旻・井山裕太（日本）ペアを下し最強位を獲得
2018年：崔精・朴廷桓（韓国）ペアが於之瑩・柯潔（中国）ペアを下し最強位を獲得
* 2019年：崔精・朴廷桓（韓国）ペアが呉侑珍・申眞諝（韓国）ペアを下し最強位を獲得

ペア碁ワールドカップ2010

2010年3月には、中国の杭州で「ペア碁20周年記念 WPGA ペア碁ワールドカップ2010杭州」が開催されました。世界10カ国・地域から16チームが出場し、宋容慧・謝赫（中国）ペアが優勝しました。この大会は、世界ペア碁協会が主催し、ぐるなび、パンダネット、ANAなどが協賛しました。

ペア碁ワールドカップ2016

2016年7月には、東京の渋谷ヒカリエで「ペア碁ワールドカップ2016東京」が開催されました。9カ国・地域から15チームと、国際アマチュア・ペア碁選手権大会の優勝ペアの計16チームが出場し、於之瑩・柯潔（中国）ペアが優勝しました。この大会では、出場棋士と人工知能「パンダ先生」による詰碁競技会や、コシノジュンコ審査によるベストドレッサー賞選定などのイベントも行われました。

世界ペア碁最強位決定戦・最強位戦（2017年～2019年）

2017年からは、「世界ペア碁最強位決定戦」として、日本、韓国、中華台北のペアによるトーナメントの優勝者が、前年の優勝ペアに挑戦する形式となりました。2018年からは「世界ペア碁最強位戦」として開催され、2019年まで同様の形式で行われました。

ペア碁ワールドカップ2022ジャパン

2022年3月には、「ペア碁ワールドカップ2022ジャパン」がオンラインで開催されました。「ペア碁親善ドリームマッチ」や「国際ペア碁オンライントーナメント」などのイベントが行われました。日中、日韓、日本-中華台北のペアによる親善ドリームマッチが企画され、国際交流を深めました。

関連情報

ペア碁ワールドカップは、単なる競技大会にとどまらず、囲碁を通じた国際交流の促進や、囲碁文化の普及にも貢献しています。今後の開催にも期待が高まります。

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