ホセ・カスティーヨ (投手)

ホセ・グレゴリオ・カスティーヨ・トーバー

ホセ・グレゴリオ・カスティーヨ・トーバー（José Gregorio Castillo Tovar）は、1996年1月10日にベネズエラのカラボボ州バレンシアで生まれたプロ野球選手であり、現在千葉ロッテマリーンズに所属する投手です。彼の愛称は「ビッグ・デュード」で、その名の通り体格に恵まれています。

経歴

プロ入りとレイズ傘下時代

カスティーヨは2012年7月、アマチュア・フリーエージェントとしてタンパベイ・レイズと契約し、プロの道を歩み始めました。プロキャリアは2013年に始まり、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでの登板を経て、12試合に登板し、2勝2敗、防御率5.87という成績を収めました。この年は先発としても3試合に出場しました。2014年も同じくルーキー級でプレーし、防御率3.86を記録しました。

パドレス時代

2014年12月、カスティーヨはトレードによりサンディエゴ・パドレスに移籍しました。翌2015年は、A-級トリシティ・ダストデビルズとA級フォートウェイン・ティンキャップスで18試合の先発に登板し、4勝2敗、防御率3.74を達成しました。2016年には、複数のランクでプレーし、防御率2.03という素晴らしい成績を残しました。2017年にはワールド・ベースボール・クラシックのベネズエラ代表に選出され、その年のシーズンをAAとA+級で過ごしました。

メジャー昇格とその後

2018年、カスティーヨはメジャーリーグ初昇格を果たし、シンシナティ・レッズ戦でデビューしました。メジャー初年は37試合に登板し、3勝3敗12ホールド、防御率3.29の記録を残します。しかし、翌2019年は靭帯の断裂が影響し、出場はわずか1試合に留まります。そして2020年には新型コロナウイルスに感染し、シーズンを欠場。2021年にはトミー・ジョン手術を受け、2022年に復帰しました。

2022年はメジャー復帰を果たし、試合に出場しましたが、2023年はAAA級エルパソ・チワワズで苦戦し、メジャーでは期待に応えられない結果が続きました。7月にはマイアミ・マーリンズに移籍しましたが、その後もメジャー昇格の機会を得られず、オフにはフリーエージェントになりました。

ダイヤモンドバックスからメッツ、そしてオリオールズへ

2023年の11月、カスティーヨはアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、その後も球団を渡り歩くこととなります。メッツに移籍後、いくつかの調整を経て、再びメジャーの舞台でプレーしましたが、シーズンの終わりにはオリオールズへと移籍しました。

千葉ロッテマリーンズでの新たな挑戦

2025年12月1日、カスティーヨは千葉ロッテマリーンズに加わることが発表されました。新たなチームでの活躍が期待される中、彼のパフォーマンスに注目が集まっています。彼はスライダーとフォーシームで投球を締めるスタイルを持ち、これからのシーズンでの成長が期待されます。

結論

ホセ・グレゴリオ・カスティーヨ・トーバーは、ベネズエラ出身の確かな実力を持つ投手であり、様々な経験を経て新たなチームで挑戦を続けています。彼の今後の活躍に目が離せません。

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