ホーンテッドマンション

ホーンテッドマンション：ディズニーパークを彩る不気味で楽しいお化け屋敷

世界中のディズニーパークに存在する人気アトラクション、「ホーンテッドマンション」。幽霊屋敷を舞台にしたライド型アトラクションで、個性豊かな幽霊たちとの出会いと、巧みに仕掛けられた演出が多くのゲストを魅了しています。

アトラクションの進み方

ゲストはまず、プレショーとして「年老いていく肖像画の部屋」や「伸びる壁の部屋」を通り抜けます。その後、3人乗りのドゥームバギーに乗り込み、屋敷内を巡るライドが始まります。ライドはオムニムーバーシステムを採用しており、ゲストは特別な操作をすることなく、自動的に動くライドに乗って屋敷内を探索します。

屋敷内では、精巧なオーディオアニマトロニクスによって動きのある幽霊たちが次々と登場。不気味な演出と、ゴーストホストのユーモラスな案内が、恐怖と笑いを織り交ぜた体験を提供します。

999人の幽霊と1000人目の仲間

ホーンテッドマンションの舞台は、999人の幽霊が住まう屋敷。幽霊たちは、訪れたゲストを1000人目の仲間として迎え入れようと待ち構えています。各パークによってストーリーや演出に違いがあり、ディズニーランド、マジックキングダム、東京ディズニーランド、ディズニーランド・パリ（ファントム・マナー）それぞれ独自の個性を持ち合わせています。

個性豊かな幽霊キャラクターたち

アトラクションには数々の個性的な幽霊キャラクターが登場します。

ゴーストホスト:屋敷の主人であり、アトラクションの案内役を務める幽霊。ユーモラスな語り口でゲストを屋敷へと誘います。
マダム・レオタ:水晶玉の中に頭部だけが現れる降霊術師。亡霊たちを操り、舞踏会を催しています。
リトル・レオタ:アトラクションの出口付近にいる小さな女性。ゲストに死亡証明書を持って戻ってくるように促し、1000人目の亡霊になるよう勧誘します。
墓地の管理人:屋敷の裏手に住む、唯一の生きた人間。犬を連れた初老の男性で、墓地の門の前で怯えています。
シンギング・バスツ:墓地に現れる5人組の胸像。アカペラのような歌声が不気味な雰囲気を醸し出します。
ヒッチハイキングゴースト:ドゥームバギーに乗り込み、ゲストにまとわりつく3体の幽霊。
ハットボックスゴースト:帽子箱に首を隠す幽霊。かつては撤去された幻のアニマトロニクスでしたが、近年復活を果たしました。

各パークのホーンテッドマンション

各ディズニーパークのホーンテッドマンションは、それぞれ独自の個性を持っています。

ディズニーランド (アナハイム): オリジナルのホーンテッドマンション。ゴーストライターの書斎エリアは存在せず、ライド乗り場まで歩く構成です。
マジック・キングダム: アナハイムのものとは外観が異なり、内部構成も一部変更されています。近年、ハットボックスゴーストが登場するリニューアルが発表されました。
東京ディズニーランド: マジック・キングダムを参考に作られていますが、設置場所やBGMの音程などが異なります。セコム提供時の演出として、肖像画が立体化する幽霊が登場するシーンがあります。
ディズニーランド・パリ (ファントム・マナー): ホーンテッドマンションとほぼ同一のアトラクションですが、名称やストーリー、演出が大きく異なります。フロンティアランドに位置し、ビッグサンダー・マウンテンのストーリーと連動した設定となっています。メラニーとファントムというキャラクターが物語の中心となります。

トリビア

ホーンテッドマンションには、数々の興味深いトリビアが存在します。

マダム・レオタに関するインターネット上のストーリーは、キャストが創作したものです。
スタンバイ時間の表示は、忌み数である4、9、13分などを使用しています。
開園前に幽霊への入居募集看板が設置されていた時期がありました。
アトラクション出口の墓標には、青ひげの妻たちの名前が刻まれています。
墓標に刻まれた名前は、英語の単語や文章をもじったジョークになっています。

ホーンテッドマンション・ホリデー

ディズニーランドと東京ディズニーランドでは、毎年期間限定でホーンテッドマンション・ホリデー（ホリデーナイトメア）バージョンが開催されています。

まとめ

ホーンテッドマンションは、不気味さとユーモラスな演出が見事に融合した、何度でも楽しめるアトラクションです。各パークで異なる魅力を持つホーンテッドマンションを、ぜひ体験してみてください。

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