ボブ・ブーザー

ボブ・ブーザーのプロファイル

ボブ・ブーザー（Bob Boozer, 1937年4月26日 - 2012年5月19日）は、アメリカ合衆国のプロバスケットボール選手であり、特にNBAにおいてその名を馳せました。彼はまた、1960年のローマオリンピックにおいて金メダルを獲得し、アメリカ代表チームの一員として活躍しました。

出身と大学時代

ブーザーはネブラスカ州のノースオマハで生まれ、カンザス州立大学に進学します。大学時代には、二度もオールアメリカに選ばれるほどの実力を誇り、1959年のNBAドラフトではシンシナティ・ロイヤルズに全体1位で指名されました。プロデビューを前に彼はローマ五輪に出場するために、アマチュア・アスレチック・ユニオン（AAU）のピオリア・キャタピラーズでプレイし、トーナメントのMVPにも輝く活躍を見せました。

NBAキャリアのスタート

1960年、ブーザーはシンシナティ・ロイヤルズに入団し、チームメイトにはオスカー・ロバートソンがいました。ブーザーは初年度から注目を浴びることは少なかったものの、8.4得点と6.2リバウンドを記録し、2年目には先発に定着して13.7得点と10.2リバウンドを記録、ダブル・ダブルを達成します。しかし、1963年にジェリー・ルーカスがロイヤルズに参加したため、ブーザーはポジション争いに直面し、シーズン途中にニューヨーク・ニックスへトレードされました。

移籍の連続

ブーザーはその後8シーズンに渡り5つのチームを転々とします。ニックスで2シーズン過ごした後、ロサンゼルス・レイカーズに移籍し、1966年には新たに設立されたシカゴ・ブルズに加わります。このブルズでの3シーズンにおいてブーザーは全盛期を迎え、特に1967-68シーズンには21.5得点9.8リバウンドを記録し、初めてオールスターに選出されました。次シーズンも好成績を残しましたが、ブルズはプレーオフ進出を逃す結果となり、彼は再度トレードされます。

シアトルとミルウォーキー

ブーザーはその後シアトル・スーパーソニックスで1シーズンを過ごし、1970年にはミルウォーキー・バックスへ移籍します。33歳で迎えたこのシーズンでは控えとしての役割が多くなり、得点はルーキーイヤー以来初めて二桁を下回りましたが、彼のチームは優勝を果たし、ブーザーは11シーズン目にして念願のチャンピオンリングを手に入れます。これが彼のNBAキャリアの締めくくりとなり、彼はその後引退します。

通算成績と晩年

ブーザーはNBAでのキャリア通算成績として874試合に出場し、12,964得点、7,119リバウンドを記録し、平均14.8得点と8.1リバウンドを残しました。彼は2012年5月19日に75歳で亡くなりましたが、その偉業は今でも多くのバスケットボールファンに記憶されています。

主な業績

• - NBAファイナル制覇：1971年
• - オールスター選出：1968年

ボブ・ブーザーのキャリアと業績は、バスケットボールの歴史において重要な位置を占めています。

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