ボンバーマンGB3

ボンバーマンGB3

『ボンバーマンGB3』は、1996年12月20日にハドソンから発売されたゲームボーイ用アクションゲームです。ボンバーマンシリーズのゲームボーイ用ソフトとしては第4作目にあたります。

ゲーム概要

プレイヤーは主人公ボンバーマンを操作し、惑星「オワン」を舞台に、復活したデビルボンバーを倒して惑星を救出することが目的です。本作は日本国内でのみ発売され、缶入りのパッケージで販売されました。

開発スタッフは、プロデューサーを井上佳典氏、ディレクターをビル・リッチ氏が担当。音楽は前作、前々作に引き続き福田裕彦氏が担当しています。キャラクターデザインは、シリーズ作品を多く手掛けてきた水野祥司氏、吉見直人氏、佐藤梢氏が担当しました。

2000年にはニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして再発売され、2012年にはニンテンドー3DSのバーチャルコンソール対応ソフトとして配信されました。

ゲーム内容

ストーリーモード

惑星は地上、地下、暗黒の3つのエリアに分かれており、各エリアには複数のステージが存在します。1ステージは6ラウンドで構成され、各ラウンドごとに異なるクリア条件が設定されたラウンドミッションが用意されています。

従来の平面的なボンバーマンシリーズにはなかった「高低差」の概念が導入され、上から下へ飛び降りるアクションが可能です。また、爆発によって倒木や雪崩が発生するギミックも存在し、戦略に幅をもたせています。

チャレンジモード

1人プレイ専用のモードで、専用ステージでスコアアタックに挑戦します。設定した時間内に「敵を倒す」「アイテムを取る」などの条件で獲得した得点に応じて段位が認定されます。ステージの最後にいるデビルボンバーを倒すか、ゲームオーバーになると得点が精算され、結果に応じた段位が表示されます。
制限時間が少なくなるとステージ左側からプレッシャーブロックが出現し、プレイヤーを追い詰めます。

ボンバーマンのタイプ

ゲーム開始前にボンバーマンのタイプを選択できます。タイプごとに使用できるアイテムが異なり、戦略性が増しています。

タイプ1: キック、ダッシュ、ラインボム
タイプ2: モトボンバー3号、ダッシュ
タイプ3: モトボンバー4号

ストーリー

ボンバー星雲第11惑星「オワン」に危機が迫っていました。地殻変動により、封印されていたデビルボンバーが復活し、手下と共に惑星全土を征服せんと暴れ始めたのです。ボンバーマンはデビルボンバーの奇襲によって技エネルギーの源「ボンバーカプセル」を奪われ、手酷い傷を負ってしまいます。最後の力を振り絞り、デビルボンバーに闘いを挑むことを決意します。

登場キャラクター

ボンバーマン: 本作の主人公。惑星オワンの平和を取り戻すため、デビルボンバーに立ち向かいます。
キューティーボンバー: ボンバー星雲で唯一の女性科学者。モトボンバーの開発者であり、整備も担当しています。
デビルボンバー: 強大な力を持つ悪の帝王。封印から復活し、惑星の征服を企んでいます。
ハニー: アイテム交換所に登場するガンマンの女の子。
小鉄: モトボンバーの修理を依頼している侍。
ボスラ: モリモリステージのボス。蛾の姿で幼虫を生んで攻撃してきます。
カンデンガー: バキバキステージのボス。放電や火の玉で攻撃してきます。
スノーボンバー: ユキユキステージで待ち構えている雪だるまの姿をしたボス。分裂攻撃も仕掛けてきます。

スタッフ

プロデューサー：井上佳典
ディレクター：ビル・リッチ
音楽：福田裕彦
* キャラクター・デザイン：水野祥司、吉見直人、佐藤梢

評価

ゲーム雑誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計23点（満40点）を獲得。『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」では22.9点（満30点）を獲得しています。

もう一度検索