ポテトフライ (お笑いコンビ)

ポテトフライについて



ポテトフライは、かつて吉本興業に所属していた日本の漫才コンビです。このコンビは、メンバーの宇野栄二と青野敏行によって構成されており、両者とも愛媛県今治市出身であることが特徴です。その活動は1980年代を中心に展開され、多くの舞台やテレビ番組でのパフォーマンスが記憶に残っています。

メンバーの経歴



宇野栄二


宇野栄二は1959年7月30日生まれで、愛媛県今治市出身です。漫才一筋でキャリアを積んできた彼は、最初にチャンバラトリオの弟子となり、後に結城哲也に師事しました。現在は郷里に戻り、YouTubeチャンネル『宇野ポテトちゃんねる』を運営しており、横山ひろしの甥でもあります。

青野敏行


青野敏行は1960年3月5日生まれで、彼も愛媛県今治市出身です。1980年12月にチャンバラトリオの弟子となり、青野もまた、若い頃から多くの舞台での経験を積んできました。

旧メンバーの紹介



ポテトフライの初期メンバーに藤原桂造がいます。彼は1958年5月24日生まれで、兵庫県西脇市出身です。宇野と藤原は、ABCヤングプラザという素人お笑い番組で知り合い、意気投合の末にコンビを結成しました。この組み合わせは、彼らがアマチュア漫才協会で活動を始めるきっかけとなり、名だたる先輩たち、たとえばダウンタウンや内場勝則らと同期の関係を築きました。藤原はその後、個人活動に移行しなければならなくなり、兵庫県西脇市で市議会議員としても活動しています。

コンビ結成と活動



宇野と青野はコンビを結成する前の学生時代に、日本テレビのTVジョッキー「ザ・チャレンジ」に参加し、チャンピオンになった経験があります。この経験が二人の漫才師としての道を開くことになりました。1980年、青野と宇野は横山ひろしに相談し、作家香川登志緒の紹介でチャンバラトリオに弟子入りすることになります。しかし、青野はすぐに辞めて帰郷し、宇野は弟子として約2年間の経験を積み、藤原とコンビを組みなんば花月で初舞台を踏みます。

1982年には『ザ・ポテト』というコンビ名で活動し、テレビ・ラジオなどで成功を収めましたが、1986年にこのコンビは解散、その年に宇野は再び青野とコンビを組んで「ポテトフライ」を結成しました。翌年にはNHK大阪放送局主催の「第17回NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞し、彼らは多くの人々に期待されるようになります。しかし、1990年にポテトフライは解散することになります。

解散後の活動



解散後、青野は1997年に吉本新喜劇に入団し、その後も舞台での活躍を続けています。一方、宇野は「宇野ポテト」という芸名で活動し、師匠の指導を通じて映画「難波金融伝・ミナミの帝王」シリーズでも方言指導を行うなど、多様な活動を行っています。また、旧メンバーの藤原は「ダービー藤原」としての活動を行いながら、地元の市議会議員としても貢献しています。

出演した主なテレビ番組



受賞歴



ポテトフライの伝説は、彼らが躍動した舞台と共に今もなお多くのファンの心に残っています。

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