ポンチョ。

ポンチョ。

『ポンチョ。』は、高嶋ひろみによる日本の4コマ漫画作品。

概要

本作は、主人公である弘志とその恋人ななみの、すれ違いの日々を描いた日常コメディです。デートもままならない二人の間には、いつもななみの妹であるポンちゃんがいます。天真爛漫なポンちゃんを中心に、弘志とポンちゃん、ななみとポンちゃんといった、会えなくても楽しい日常をコミカルに描いています。

2007年10月号から2009年4月号まで『まんがタイムラブリー』(芳文社)にて連載された後、『まんがタイムスペシャル』(芳文社)に移籍し、2012年3月号まで連載されました。作者にとって初の4コマ漫画作品です。

登場人物

田辺 広志（たなべ ひろし）

本作の主人公。23歳の会社員。

恋人であるななみに会おうとするも、彼女はアルバイトで不在であることが多く、いつもポンちゃんと遊ぶことになります。精神年齢が幼い部分があり、ポンちゃんと非常に気が合います。リアクションが大きく、一人でいる時も自分の考えにオーバーなツッコミを入れることがあります。ななみとは、会社の先輩である「たまこ」の紹介で知り合いました。甘いミカンを見分けるのが得意で、小さい頃はサッカー選手になるのが夢でした。

ポンちゃん（本名不詳）

ななみの妹で8歳の女の子。小学校2年生。

天真爛漫な性格で、弘志のことを「カレシ」と呼んでいます。喜怒哀楽がはっきりしており、思ったことをすぐに口に出します。感受性が強く、すぐにテンションが上がって大はしゃぎします。弘志のことが大好きで、授業参観に来てくれた際には目を輝かせて赤面していました。折り紙が得意です。

日々野 ななみ（ひびの ななみ）

ポンちゃんの姉で、弘志の恋人である女子大生。

両親が探検家として世界を駆け回っているため、妹のポンちゃんとアパートで二人暮らしをしています。アルバイトに精を出す日々で、職種は工事現場からヒーローショーのアクター、ケーキの販売など多岐にわたります。毎日遅くまでアルバイトをしており、各話の最後は、遅くに帰ってきたななみが弘志が来ていた痕跡を発見して驚く、またはアルバイト中に弘志からポンちゃんと遊んでいる写真が送られてくる、という展開が多く見られます。弘志同様に精神年齢が幼い部分があり、弘志のことを考えるとテンションが上がり、アクションも大きくなります。自宅に豪華な雛人形があることを忘れ、新しく買ってきてしまうなど、意外と抜けているところもあります。作中では最終回でようやく弘志と会う描写が描かれています。動物好きで、猫のトメ吉の他に大きなカメも飼っていました。

浅野 アキラ（あさの あきら）

ポンちゃんのクラスメート。

ませたセリフを口にするものの、中途半端な知識のため言葉の意味を正確には理解していません。ポンちゃん同様、弘志のことを「カレシ」と呼んでいます。ポンちゃんと非常に仲が良く、いつも一緒にいます。

トメ吉

ポンちゃんの家で飼われている猫。

非常に大きくて重いです。元々はポンちゃんが幼稚園の遠足で拾ってきたドングリに紛れて日比野家にやってきましたが、ごはんをたくさん食べて大きくなりました。飲み物をお盆で運ぶなど知能が高く、二足歩行もします。

たまこ

ななみの大学の後輩。

アルバイト好きのななみのために、様々なアルバイトの情報を持ち込み、一緒に仕事をすることが多いです。広志の会社の先輩と交際しています。

単行本

芳文社よりまんがタイムコミックスで第1巻が刊行されています。

* 第1巻（2010年7月22日発行）ISBN 978-4-8322-6868-5

単行本未収録作品は同人誌として刊行され、同人ショップで委託販売もされました。

外部リンク

ポンチョ。 - マンガ図書館Z

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