ポール・ヤング

ポール・ヤング（Paul Antony Young、1956年1月17日 - ）は、イングランド出身の才能あふれるミュージシャンであり、魅力的なシンガーソングライターです。

初期のキャリアとソロデビュー

音楽キャリアは、Kat Kool & The Kool Katsといったバンドや、ソウル/R&BグループのStreetband、そしてQ-ティップスのヴォーカルとしてスタートしました。これらのグループでの経験を経て、1982年にソロアーティストとしての道を歩み始めました。

国際的な成功

ソロデビュー後、ポール・ヤングは瞬く間にブルー・アイド・ソウルのシンガーとして、イギリスやヨーロッパで人気を博しました。しかし、彼の名が世界中に知れ渡るきっかけとなったのは、1985年に発表したホール&オーツのカバー曲「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」でした。この曲はUSチャートで1位を獲得するなど、世界的な大ヒットとなり、彼の代表曲の一つとなりました。

Los Pacaminosでの活動

1990年代半ばからは、Los Pacaminosというバンドのメンバーとしても活動しています。しかし、このバンドでの活動は、特定の地域に限定されたものでした。

日本との関わり

ポール・ヤングは日本でもよく知られています。1991年には、鈴木雅之とのデュエットでシングル「COME ON IN」をリリースし、日本の音楽ファンを魅了しました。また、1997年には、スバル・フォレスター（初代）のCMソングに「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」が起用され、幅広い層にその名を知られることとなりました。

ディスコグラフィー

ソロ・アルバム
参加アルバム: Chicane - Giants（2010年）
ライヴ・アルバム: Q-Tips - Come Back... Live with（1984年）
その他のアルバム:
Streetband: London（1978年）、Dilemma（1979年）
Q-Tips: Q-Tips（1980年）、Live at Last（1982年）
Los Pacaminos: Los Pacaminos（2002年）、A Fistful of Statins（2014年）

日本公演

ポール・ヤングは過去に何度も日本で公演を行っています。以下は主な公演の記録です。

1985年: 大阪厚生年金会館、名古屋市公会堂、新宿厚生年金会館
1986年: 福岡サンパレス、広島厚生年金会館、フェスティバルホール、大阪厚生年金会館、日本武道館、静岡市民文化会館、横浜文化体育館、名古屋市公会堂、仙台市体育館、札幌厚生年金会館
1987年: 名古屋市公会堂、フェスティバルホール、京都会館、福岡サンパレス、広島厚生年金会館、横浜文化体育館、日本武道館
1990年: 大宮ソニックシティホール、国立代々木競技場
2012年: 東京国際フォーラム（デイヴィット・フォスター&フレンズとして来日）

ポール・ヤングの音楽は、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。彼の歌声は、これからも私たちの心に響き続けるでしょう。

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