ポール与那嶺

ポール与那嶺の経歴

ポール与那嶺（Paul Yonamine、1957年8月20日 - ）は、アメリカ合衆国出身の実業家であり、米国公認会計士の資格を持っています。東京都で生まれ、元プロ野球選手の与那嶺要を父に持ちます。

教育と初期のキャリア

セント・メリーズ・インターナショナル・スクールを卒業後、1979年にサンフランシスコ大学で経済学部会計学・財務学を専攻し、卒業しました。その後、ピート・マーウィック・ミッチェル会計事務所に入所し、キャリアをスタートさせました。1983年にはカリフォルニア州の公認会計士として登録されています。

KPMGでの活躍

1992年、KPMGに入社し、1996年にはKPMG Hawaiiのマネージングパートナーに就任しました。1999年にはKPMGコンサルティングの代表取締役社長に昇進し、2001年にはKPMGコンサルティングインクの上席副社長兼アジア太平洋地区総責任者、さらにKPMGコンサルティングの代表取締役会長も務めました。

日本での経営者としてのキャリア

2006年、日立コンサルティングの代表取締役社長兼CEOに就任し、経営者としての手腕を発揮しました。その後、2010年には日本アイ・ビー・エム（日本IBM）に入社し、取締役専務執行役員として営業を担当しました。役職はインダストリアル、通信、メディア、公益事業と多岐に渡りました。

2011年には営業担当の取締役専務執行役員、2012年にはインダストリー営業統括本部長、2013年には取締役副社長執行役員インダストリー営業統括本部長を歴任しました。2014年にはインダストリー事業本部長兼バリュー・クリエーション担当の取締役副社長執行役員に就任し、2015年には日本IBMの代表取締役社長執行役員に昇り詰めました。

その後のキャリア

2017年、GCAの取締役会長に就任するとともに、セントラル・パシフィック・バンクの取締役に名を連ねました。2018年にはセントラル・パシフィック・ファイナルシャル・コーポレーションの会長兼CEO兼セントラル・パシフィック・バンクの取締役会長に就任し、現在に至ります。

2019年には三井住友銀行の取締役に選任され、2020年にはサークレイスの取締役、米日カウンシル理事会理事長に就任しました。さらに、2021年にはWhole Earth Foundationのアドバイザー、2022年にはセブン&アイ・ホールディングスの取締役にも就任しています。

多岐にわたる活動

ポール与那嶺は、会計、コンサルティング、IT、金融など、幅広い分野で豊富な経験を持ち、多くの企業の経営に携わってきました。その国際的な視野と経営手腕は、各方面から高く評価されています。彼のキャリアは、グローバルなビジネスリーダーとして、多方面に渡る活躍を示しています。

関連項目

* 日本IBM

もう一度検索