マイク・ゴンザレス (投手)

マイケル・ベラ・ゴンザレス：不屈の左腕、波乱万丈の野球人生

マイケル・ベラ・ゴンザレス（Michael Vela Gonzalez、1978年5月23日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ロブスタウン出身のプロ野球選手（投手）。左投右打。

プロ入り前

1996年のMLBドラフト17巡目（全体486位）でピッツバーグ・パイレーツから指名を受けるも、契約には至らず。

ピッツバーグ・パイレーツ時代

1997年のMLBドラフト30巡目（全体902位）で再びパイレーツから指名を受け、6月24日に入団。
2003年7月22日にトレードでボストン・レッドソックスへ移籍するも、7月31日に再びトレードでパイレーツへ復帰。同年8月11日にメジャーデビューを果たす。この年は16試合に登板し、防御率は7.56。

2004年は、シーズン当初は3Aのナッシュビル・サウンズに所属。しかし、防御率0.90、奪三振率15.75という驚異的な成績を残し、5月18日にメジャー昇格を勝ち取る。メジャーでは47試合に登板し、防御率1.25、奪三振率は11.4を記録。これは、ナショナルリーグのリリーフ投手としてはブラッド・リッジ、エリック・ガニエに次ぐ3位の好成績だった。

2005年は初めて開幕からロースター入りを果たすも、6月23日に故障者リスト入り。その後、3Aのインディアナポリス・インディアンズで2試合に登板し、8月16日にメジャー復帰。

2006年は、8月24日以降は左肘の炎症のため登板はなかったものの、セーブの機会で24度登板し、全て成功。2004年8月16日以降、28連続セーブを記録し、球団新記録を樹立。

アトランタ・ブレーブス時代

2007年1月19日にトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍。しかし、5月下旬にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを棒に振る。

2008年6月18日のテキサス・レンジャーズ戦で初登板しセーブを記録。後半戦は26試合に登板し3敗11セーブ、防御率5.09、WHIP1.47と調子を落とすが、チーム最多の14セーブを挙げる。

2009年も序盤からクローザーを務めるも、前半戦は45試合に登板し3勝2敗9セーブ、防御率3.43、WHIP1.29とまずまずの成績ながらも、与四球率3.85と制球に苦しむ場面も。6月からはリリーフに配置転換となる。後半戦は35試合に登板し2勝2敗1セーブ、防御率1.11、WHIP1.11という好成績を残す。11月5日にFAとなり、代理人をスコット・ボラスに変更。

ボルチモア・オリオールズ時代

2009年12月18日にボルチモア・オリオールズと2年1200万ドルで契約。

2010年はクローザーとして起用されるも、開幕から3登板で2度の逆転を許し、肩痛で故障者リスト入り。7月に復帰して以降はリリーフに回り、26試合に登板し1勝1敗、防御率2.78、WHIP1.01という成績を残す。

2011年の前半戦は32試合に登板し1勝1敗、防御率5.46、WHIP1.69と不調に苦しむ。

テキサス・レンジャーズ時代

2011年8月31日にペドロ・ストロップとのトレードでテキサス・レンジャーズに移籍。10月30日にFAとなる。

ワシントン・ナショナルズ時代

2012年3月10日、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約。6月3日にメジャー昇格を果たすも、10月29日にFAとなる。

ミルウォーキー・ブルワーズ時代

2013年1月7日にミルウォーキー・ブルワーズと1年契約を結ぶ。10月31日にFAとなる。

ワシントン・ナショナルズ復帰

2014年3月4日に古巣・ナショナルズとマイナー契約を結ぶが、3月25日に放出。3月27日に再びマイナー契約でナショナルズと再契約を結んだ。

マイケル・ベラ・ゴンザレスは、故障に苦しみながらも、その都度立ち上がり、様々なチームで活躍を見せた。不屈の精神を持つリリーフ投手として、記憶されることだろう。

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