マイク・ジェイコブス

マイク・ジェームス・ジェイコブス：波瀾万丈の野球人生

マイク・ジェームス・ジェイコブス（Michael James Jacobs , 1980年10月30日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州チュラビスタ出身の元プロ野球選手（一塁手）。右投左打。

メジャーリーグへの挑戦

1999年、MLBドラフト38巡目でニューヨーク・メッツから指名されプロ入り。当初は捕手として育成されたが、打撃センスを活かすため一塁手に転向。マイナーリーグで着実に力をつけ、2005年にメッツでメジャーデビューを果たした。

デビュー戦で本塁打を放つなど、強打を発揮。しかし、カルロス・デルガドの加入に伴い、フロリダ・マーリンズへトレードされる。

マーリンズ、ロイヤルズでの活躍

マーリンズでは、2006年にレギュラーとして136試合に出場。20本塁打を放つなど、持ち前の長打力を発揮した。2008年には自己最多の32本塁打を記録したが、守備面では課題を残した。

2009年、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。主に指名打者として出場したが、同年オフにFAとなった。

苦難と再起

ロイヤルズ退団後、古巣メッツに復帰するも、再び放出。トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズと渡り歩くも、メジャーでの出場機会は得られなかった。2011年には、禁止薬物使用により50試合の出場停止処分を受け、ロッキーズからも解雇された。

しかし、ジェイコブスは諦めなかった。アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約し、2012年にメジャー復帰を果たした。

日本、メキシコでのプレー

2013年、シアトル・マリナーズを解雇後、メキシカンリーグでプレー。2014年には、オリックス・バファローズが獲得に動いていると報じられたが、実現には至らなかった。その後もメキシカンリーグでプレーを続け、2016年に現役を引退した。

指導者としての新たな道

引退後は、マイアミ・マーリンズ傘下のマイナーリーグで監督を務め、若手育成に力を注いでいる。2022年からは、シンシナティ・レッズ傘下AAA級ルイビル・バッツでコーチを務めている。

プレースタイル

長打力が魅力の打撃に加え、積極的なプレースタイルが持ち味。一方で、守備には課題を残した。

球歴

1999年 - 2005年：ニューヨーク・メッツ (2005年のみメジャー)
2006年 - 2008年：フロリダ・マーリンズ
2009年：カンザスシティ・ロイヤルズ
2010年：ニューヨーク・メッツ
2012年：アリゾナ・ダイヤモンドバックス
2015年：オアハカ・ウォーリアーズ
2016年: ランカスター・バーンストーマーズ

背番号

27（2005年）
17（2006年 - 2009年）
35（2010年）
* 34（2012年）

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