マイク・マクドゥーガル

ロバート・マクドゥーガル：波瀾万丈な野球人生

ロバート・メイクルジョン・マクドゥーガル（Robert Meiklejohn MacDougal、1977年3月5日 - ）は、ネバダ州ラスベガス出身の元プロ野球選手（投手）です。右投両打で、主にリリーフとして活躍しました。

プロ入りとメジャーデビュー

マクドゥーガルは、ボルチモア・オリオールズから2度ドラフト指名を受けましたが、契約には至りませんでした。1999年、カンザスシティ・ロイヤルズからドラフト1巡目（全体25位）で指名され、プロ入りを果たしました。

2001年9月22日にメジャーデビューを飾り、同年は3試合に先発登板しています。

クローザーとしての台頭とオールスター選出

2003年、マクドゥーガルは開幕からクローザーとして起用され、68試合に登板して27セーブを記録する活躍を見せました。この活躍が評価され、オールスターに初選出されています。しかし、オールスターまで防御率は2.59だったものの、後半戦は6.85と大きく悪化しました。

故障と不調

2004年は故障者リスト入りで開幕を迎え、シーズン初登板は4月28日となりました。その後、5試合に登板したものの防御率10.80と不振のため、5月11日にAAAのオマハ・ロイヤルズへ降格。9月にメジャー昇格してからは8試合に登板し、防御率3.38を記録しました。

2005年はマイナー降格することなくクローザーとして21セーブを挙げ、ロイヤルズの最優秀投手に選ばれました。

ホワイトソックス時代

2006年7月24日、マクドゥーガルはシカゴ・ホワイトソックスへトレードで移籍。移籍後はリリーフとして25試合に登板し、11ホールドを記録しました。シーズン終了後、ホワイトソックスはマクドゥーガルと3年645万ドル（4年目の2010年は球団オプション）で契約合意しました。

2007年は54試合に登板しましたが、防御率は自己ワーストの6.80でした。

2008年、球団はマクドゥーガルをAAA級へ降格させ、同年は16試合の登板に留まり、防御率は2.12でした。

2009年、ホワイトソックスは5試合の登板で防御率12.45と不調のマクドゥーガルを40人ロースターから外し、解雇しました。

ナショナルズ、カージナルス、ドジャース時代

2009年5月3日、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、5月28日にメジャー昇格。その後FAとなりました。

2010年はフロリダ・マーリンズとマイナー契約を結びましたが放出され、古巣ナショナルズと再契約。その後、セントルイス・カージナルスと契約し、メジャー昇格も果たしましたが、FAとなりました。

2011年、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、メジャー昇格。2012年もドジャースと契約しましたが、DFAとなりFAとなりました。

カブス傘下、レッズ傘下、マリナーズ傘下時代

2012年、シカゴ・カブスとマイナー契約を結びましたが放出され、古巣ナショナルズと再契約。その後FAとなりました。

2013年はシンシナティ・レッズとマイナー契約を結びましたが放出され、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約。その後FAとなりました。

2014年はシアトル・マリナーズとマイナー契約を結びましたが、退団しました。

独立リーグ時代

その後、アトランティックリーグのカムデン・リバーシャークスでプレーし、退団しました。


マクドゥーガルのキャリアは、目覚ましい活躍を見せた時期もありましたが、故障や不調に苦しみ、多くの球団を渡り歩く波瀾万丈なものでした。しかし、彼は常に諦めずに野球に取り組み、その姿勢は多くの人々に感銘を与えました。

もう一度検索