マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝

『マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝』（通称：マギレコ）は、人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の世界観を受け継ぐスマートフォン向けゲームアプリです。2017年8月22日に配信開始され、2024年7月31日に惜しまれつつサービスを終了しました。

作品概要

ストーリー

物語の舞台は、魔法少女が集まる新興都市、神浜市。主人公の環いろはは、行方不明の妹・ういを捜すため、この街を訪れます。そこで出会う様々な魔法少女たちとの交流や、神浜市に隠された謎に迫っていく姿が描かれます。

ゲームシステム

魔法少女☆RPG: イベントやガチャで入手した魔法少女を育成し、強化しながらストーリーを進めます。
Live2D: キャラクターはLive2Dで生き生きと動き、個性豊かなモーションが楽しめます。
ストーリー: メインストーリー、アナザーストーリー、魔法少女ストーリーの3種類が用意され、フルボイスで物語を堪能できます。
バトル: 3×3のマスに魔法少女を配置し、ディスクを選択して敵を攻撃する戦略的なバトルシステムを採用。
ミラーズ: 他のプレイヤーの魔法少女と対戦する対人戦モード。

制作背景

『マギレコ』は、『まどか☆マギカ』の制作会社シャフトの展覧会で発表されました。原作アニメのプロデューサーである岩上敦宏は、「アニメの新作まで時間がかかるため、『まどか☆マギカ』のキャラクターが活躍するタイトルを作りたい」というアイデアがきっかけだったと語っています。キャラクター原案は蒼樹うめ、魔女原案は劇団イヌカレーが担当し、音楽は梶浦由記が手がけるなど、オリジナル版からのスタッフも多数参加しています。

メディアミックス展開

『マギレコ』はゲームアプリ以外にも、舞台化、漫画連載、テレビアニメなど、多岐にわたるメディアミックス展開が行われました。

舞台: 2018年8月から9月にかけて、けやき坂46（現：日向坂46）主演で舞台化。
漫画: 『まんがタイムきららフォワード』でメインストーリー、『COMIC FUZ』でアナザーストーリーが漫画化。
テレビアニメ: 2020年から2022年にかけて、全3期にわたりテレビアニメが放送。

コラボレーション

『マギレコ』は、様々な作品とのコラボレーションも積極的に行ってきました。「〈物語〉シリーズ」、「魔法少女リリカルなのは Detonation」、「リコリス・リコイル」といったアニメ作品に加え、カレーハウスCoCo壱番屋とのコラボキャンペーンも実施。

サービス終了とその後

2024年7月31日をもって、約7年間のサービスを終了。サービス終了後は、アーカイブアプリが配信され、メインストーリーはYouTubeチャンネルで公開されています。また、新ゲームアプリ『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』への連携コードが発行されるなど、今後の展開も期待されています。

スタッフ

原作: Magica Quartet
キャラクター原案: 蒼樹うめ
魔女・ウワサ原案: 劇団イヌカレー（泥犬）
アニメーション制作: シャフト

テーマソング

第1部テーマソング: TrySail「かかわり」
第2部テーマソング: TrySail「うつろい」
* scene0主題歌: シユイ「GLOW」

『マギアレコード』は、その美しい世界観と奥深いストーリーで、多くのファンを魅了しました。サービス終了後も、様々な形でその魅力は受け継がれていくことでしょう。

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