マクニカネットワークス

マクニカネットワークス株式会社は、かつて存在したネットワーク・サイバーセキュリティのテクノロジープロバイダーです。2021年10月1日に親会社である株式会社マクニカに統合され、その歴史に幕を閉じました。この企業は、ネットワーク製品、ネットワークセキュリティ製品の輸入、販売、構築、保守を主な事業として展開していました。

事業内容

マクニカネットワークスは、2004年3月に株式会社マクニカの社内カンパニーであったマクニカネットワークスカンパニーが完全子会社として設立されたことに始まります。IT分野における将来の成長が期待されるSMAC（ソーシャルサービス、モバイル、ビッグデータ・アナリティクス、クラウド）に早くから着目し、関連技術を日本国内に紹介していました。さらに、IoT（Internet of Things）からAI、ロボットに至るまで、世界の最新テクノロジーを幅広く取り扱っていました。

沿革

同社の歴史は、1980年にジャパンマクニクス株式会社（現：株式会社マクニカ）にシステム課が設立されたことから始まります。その後、システム営業部、システム事業部、ネットワーク事業部と名称を変更し、事業を拡大しました。2001年には社内カンパニー制導入に伴い、マクニカネットワークスカンパニーに改称。そして2004年、株式会社マクニカの100%出資子会社としてマクニカネットワークス株式会社が設立されました。

設立後も、米国カリフォルニア州へのMacnica Networks USA, Inc.の設立（2007年）、株式会社マクニカからのWebソリューションズ事業の移管（2009年）、マクニカソリューションズ株式会社の設立（2011年）、マクニカネットワークスセキュリティ研究センターの開設（2013年）、台湾のiSecurity Inc.の子会社化（2016年）、シンガポールのNetpoleon Solutions Pte Ltd.の連結子会社化（2017年）など、グローバルな事業展開を進めました。しかし、2021年には株式会社マクニカへ統合され、ネットワークスカンパニーとして事業を継続しています。

事業所

統合前の本社は、神奈川県横浜市港北区新横浜に位置していました。また、大阪府大阪市淀川区には大阪営業所がありました。

取扱製品及び取扱メーカー

マクニカネットワークスは、多岐にわたる製品群を取り扱っていました。具体的には、ネットワーク関連では、アクセラレータ、帯域制御・負荷分散、SSL-VPN、FAXサーバ、ストレージなどを扱っていました。セキュリティ関連では、情報漏洩対策、検疫ネットワーク、メールセキュリティ、Webセキュリティ、UTM、IDS/IPSなどを提供していました。また、AI/DX関連ではAIaaS、データマネジメント、ソフトウェア関連では仮想化、コネクティビティ、デジタルサイネージ、WEBマーケティング、ビジネスインテリジェンスなどを、運用管理関連ではITインフラ運用管理/監視、クライアント運用管理、ITIL、省エネ/グリーンITなどを扱っていました。

さらに、テレフォニー関連ではテレコム向け組込みソフト、テレコム向け組込みボード、携帯電話向け組込みソフトなどを、ストレージ関連ではiSCSI、メールアーカイブなどを提供していました。主要な取扱メーカーとしては、CrowdStrike、マカフィー、シマンテック、CATO、Splunk、GitHub、Box、CrowdAnalytixなどが挙げられます。

資格・免許

情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）に関するISO/IEC 27001：2005及びJIS Q 27001：2006の認証を取得していました。（登録証番号：IS99566）

関連会社

関連会社としては、マクニカ・富士エレ ホールディングスがあります。

外部リンク

• - マクニカネットワークス株式会社
• - マクニカソリューションズ株式会社
• - マクニカネットワークス (@mncofficial2004) - X（旧Twitter）
• - マクニカネットワークス (macnicanetworks) - Facebook
• - マクニカネットワークス - YouTubeチャンネル

この情報は、マクニカネットワークス株式会社が過去に存在した企業としての活動をまとめたものです。現在は、株式会社マクニカのネットワークスカンパニーとして、事業が継続されています。

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