マサ小浜

マサ小浜：多様な音楽性を紡ぐギタリスト

マサ小浜は、群馬県前橋市出身のギタリスト、ソングライターです。長年アメリカで活動した後、現在は日本を拠点に、ジャンルを超えた幅広い音楽活動を展開しています。ブラックミュージックをルーツに持ちながら、多様な音楽性を融合させた独自のスタイルは、多くのミュージシャンから支持を集めています。

アメリカでの音楽活動

青山学院大学卒業後、1991年に渡米。ミュージシャンズ・インスティテュートで音楽を学びました。ロサンゼルスでは、黒人教会でハウスギタリストとしてゴスペルを演奏する傍ら、ビリー・プレストン、スティーヴィー・ワンダーといった著名なミュージシャンと共演。さらに、ウォーレン・Gやネイト・ドッグなど、西海岸ヒップホップシーンのラッパーたちとも親交を深めました。ウォーレン・G & ネイト・ドッグの代表曲『What U Wanna Do』のギター演奏は、マサ小浜によるものです。

帰国後の活動

2006年に帰国してからは、AI、加藤ミリヤ、EXILE、BENIなど、数多くの人気アーティストのライブサポートやレコーディングに参加。卓越したギターテクニックと音楽センスで、日本の音楽シーンに貢献しています。また、2010年からは自身のリーダーライブ「マサ小浜スペシャル」を定期的に開催し、独自の音楽世界を表現しています。

グラミー賞受賞作品への参加

マサ小浜は、ファンタスティック・ネグリートのアルバムにギタリストとして参加し、グラミー賞を3度受賞しています。2017年の『The Last Days of Oakland』、2019年の『Please Don't Be Dead』、2021年の『Have You Lost Your Mind Yet?』はいずれも最優秀コンテンポラリーブルーズアルバム賞を受賞。特に『Have You Lost Your Mind Yet?』では、フィーチャリングアーティストとしても名を連ねています。2023年には、ファンタスティック・ネグリートのアルバム『White Jesus Black Problems』収録曲『Oh Betty』がグラミー賞ベストアメリカンルーツパフォーマンス部門にノミネートされました。

Me and This Japanese Guy

1990年代からファンタスティック・ネグリートと「Me and This Japanese Guy」というユニットを組み、楽曲をリリースしていました。近年、ユニットとしての活動を再開し、日本でもライブを行っています。

YouTubeチャンネルとソロ活動

2019年からは自身のYouTubeチャンネル「マサ小浜チャンネル」を開設し、洋楽・邦楽の名曲カバー動画を多数公開しています。2020年には配信シングル『Cruising Your Heart』をリリースし、2021年には1stアルバム『MASA'S FIRST TAKE』を発表。自身のオンラインショップも開設し、CDやグッズの販売も行っています。

GAKU☆MASA

2022年からは、キーボーディストGAKUSHIとのプロジェクト「GAKU☆MASA」を始動。シングル『ANTI HERO』、『BED TIME』をリリースし、ライブ活動も展開しています。

周囲からの評価

マサ小浜の音楽性は、国内外のミュージシャンや音楽評論家から高く評価されています。

オスカー・ジョーダン：ファンタスティック・ネグリートのアルバムにおける小浜のギター演奏を「このアルバムを成功させた要因の一つ」と評価。
ビリー・プレストン：小浜の演奏を気に入り、オリジナルアルバムの制作を勧めた。
ウォーレン・G：小浜を「Secret Weapon（秘密兵器）」と呼び、レコーディングセッションに頻繁に起用した。
ブランドン・コールマン：小浜を「突出した驚くべき存在」と評した。
吉岡正晴：小浜の演奏を「ヴァーサタイル（多様性のある）なアーティスト」と表現し、ブラックミュージックを土台とした音楽性を高く評価した。
Tom Clarke (Blues music magazine)：小浜のギタープレイを「終始独創性に富んでいる」と評価した。
紫藤尚世：小浜のファンであることを公言し、自身の特集記事で小浜を紹介した。

ディスコグラフィー

アルバム

MASA'S FIRST TAKE（2021年）

配信限定シングル

Cruising Your Heart（2020年）
ANTI HERO（GAKU☆MASA名義、2022年）

参加作品

(数多くのアーティストの作品に参加。詳細は省略)

ライブ・サポート

(数多くのアーティストのライブをサポート。詳細は省略)

リーダーライブ

MASA's Smoothie
マサ小浜スペシャル
MASA's LOUNGE
STILL CRAZY (JINO-MASA-FUYU )
* Me and This Japanese Guy

メディア出演

(テレビ、ラジオ、YouTubeなど多数。詳細は省略)

マサ小浜は、ジャンルを超えた音楽性と卓越したギターテクニックで、国内外の音楽シーンを魅了し続けています。今後の活躍にも目が離せません。

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