マスカラ・ドラダ

マスカラ・ドラダ (Máscara Dorada)

概要

マスカラ・ドラダは、1988年11月3日にメキシコのハリスコ州グアダラハラで誕生した覆面レスラーです。父はヒターノ、妹はヒタナというプロレス一家で育ち、彼自身もその才能を受け継いでいます。

プロレスキャリアの始まり

2005年7月14日、彼は「プラタ2号（Plata II）」のリングネームでプロレスデビューを果たしました。2年後の2007年には「メタリック（Metalik）」に改名し、CMLLに移籍。その後、彼は段々と存在感を増していきます。ドラダの名が広まるきっかけとなったのは、2008年4月13日に行われたオクシデンテウェルター級王座獲得の試合での勝利でした。この勝利は彼にとって初のタイトル獲得であり、大きなステップアップとなりました。

CMLLにおける成功

2008年11月には現在のリングネーム「マスカラ・ドラダ」に改名し、同じ年のSuper Viernesで成功裏にデビューを果たします。2009年にはCMLL世界スーパーライト級王座を獲得し、多くのファンを魅了しました。2010年には新日本プロレスのイベントにも参加し、新たな舞台での挑戦を続けました。特に9月7日に行われたネグロ・カサスに対する試合ではCMLL世界ウェルター級王座を獲得し、さらなる高みへと上り詰めます。

2011年には新日本プロレスでの活躍が目立ち、レッスルキングダムVに出場。2012年から2014年にかけてはCMLL FANTASTICA MANIAにも連続出場し、新日本プロレスの準レギュラーとして地位を確立しました。

新日本プロレスでの飛躍

2015年1月19日に発表された契約により、新日本プロレスでの試合に参加することが決定。その中でも特に注目を集めたのは、前述の「ラ・ソンブラ」との壮行試合でした。4月にはIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦し、スピード感あふれる試合を展開。しかし、その後の試合では様々なライバルたちと対峙し、苦難も経験しました。

WWEでの挑戦

2016年7月にはWWE主催のクルーザー級クラシックに参加し、「グラン・メタリック」として出場、決勝まで進出しますが、TJパーキンスに敗れ準優勝となりました。2021年にWWEからの契約解除の要求があり、11月に正式に契約が解除されました。

最新の活動とスタイル

2022年には新日本プロレスのNJPW Strongに登場し、現在も活動を続けています。彼の得意技には「ドラダ・スクリュー・ドライバー」や「ダイビング・エルボー・ドロップ」、「トルニージョ」などがあります。これらの技は彼の素晴らしい場外アクションや空中技術を駆使したもので、観客に強烈な印象を残しています。

タイトルと栄誉

マスカラ・ドラダは多くのタイトルを獲得しており、CMLL世界スーパーライト級王座やCMLL世界ウェルター級王座を数度にわたって保持してきました。彼のキャリアは数々の功績に裏打ちされており、プロレス界における重要な存在です。彼の入場テーマ曲である「Le Negra / Mariachi Vegas de Tecalitilan」での登場は、ファンの心を掴む大きな要素となっています。受け継がれるプロレスの伝統と彼の独自のスタイルが融合した結果、マスカラ・ドラダはリング上でのスーパースターとしての地位を確立しています。

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