マット・チャップマン (野球)

マシュー・ジェームズ・チャップマン：プロ野球選手の歩み

マシュー・ジェームズ・チャップマンは、1993年4月28日にカリフォルニア州ヴィクターヴィルで生まれたプロ野球選手です。彼は三塁手として知られ、現在はMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属しています。投打は右投げ右打ちで、スコット・ボラスが彼の代理人を務めています。愛称は「チャッピー」で、時折メディアによって「チャプマン」と表記されることもあります。

経歴

プロ入り前

チャップマンはカリフォルニア州立大学フラトン校に進学し、2013年には日本で開催された第39回日米大学野球選手権大会のアメリカ代表として来日しました。この経験が彼のキャリアにおいて重要なステップとなりました。

プロ入りとアスレチックス時代

2014年、チャップマンはMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから全体25位で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。契約後、彼はアリゾナリーグ・アスレチックスでデビューし、その後、A級ベロイト・スナッパーズやAA級ミッドランド・ロックハウンズでプレーしました。プロ入り初年度の54試合で打率.246、5本塁打、20打点を記録しました。

2015年から2016年にかけて、彼はA+級ストックトン・ポーツとAAA級ナッシュビル・サウンズでのプレーを経て、徐々に実績を積み重ねていきました。特に2016年には135試合に出場し、打率.237、36本塁打、96打点を残し、力強さをアピールしました。

2017年、チャップマンはメジャー契約を結び、同年6月にニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たしました。彼は翌日の試合で初安打を含む3打点を記録し、一気に存在感を示しました。

コンスタントな成績と受賞歴

2018年、チャップマンは145試合に出場し、打率.278、24本塁打、68打点を記録。このシーズンにはゴールドグラブ賞、プラチナ・ゴールド・グラブ賞、フィールディング・バイブル・アワードなど数々の賞を受賞しました。2019年には東京ドームで開催されたMLB日本開幕戦に出場し、全米での人気も高まりました。

チャップマンは156試合で打率.249、36本塁打、91打点を記録し、再びゴールドグラブ賞を受賞するなど、守備と打撃の両面で実力を発揮しています。

ブルージェイズへの移籍

2022年、チャップマンはトロント・ブルージェイズに移籍し、リーグトップの守備率を記録。2023年には素晴らしいスタートを切り、打率.384という成績を残しました。この成績から、彼は4月度のプレイヤー・オブ・ザ・マンスに選出されました。

ジャイアンツへの加入

2024年3月、チャップマンはサンフランシスコ・ジャイアンツと契約。3年総額5400万ドルの契約にはオプトアウト条項が含まれています。これにより、彼は新たなチームでさらなる成績を残すことを期待されています。

表彰と記録

チャップマンはプロキャリアの中で数々の賞を受賞しています。ゴールドグラブ賞を4回受賞し、プラチナ・ゴールド・グラブ賞も2回獲得しました。また、2019年にはMLBオールスターゲームにも選出されています。

彼の成績や受賞履歴は、彼の投打の両方での実力を証明するものと言えるでしょう。チャップマンに期待される今後の活躍が非常に楽しみです。

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