マニュエル・マーゴット

マニュエル・マーゴット：俊足堅守のドミニカ出身外野手

マニュエル・マーゴット（Manuel Margot）は、1994年9月28日生まれ、ドミニカ共和国サン・クリストバル出身のプロ野球選手です。MLBのデトロイト・タイガースに所属し、右投右打の外野手として活躍しています。その身体能力を生かした守備は球界でも高く評価されており、将来のゴールドグラブ賞候補との呼び声も高いです。

プロ入りからレッドソックス傘下時代

2011年にボストン・レッドソックスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2012年：ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レッドソックスでプロデビュー。68試合に出場し、打率.285、4本塁打、45打点、33盗塁を記録しました。
2013年：A-級ローウェル・スピナーズで49試合に出場し、打率.270、1本塁打、21打点、18盗塁を記録しました。
2014年：A級グリーンビル・ドライブとA+級セイラム・レッドソックスでプレー。2球団合計で115試合に出場し、打率.293、12本塁打、59打点、42盗塁と、着実に成長を遂げました。
2015年：A+級セイラムとAA級ポートランド・シードッグスでプレー。2球団合計で110試合に出場し、打率.270、6本塁打、50打点、39盗塁を記録。オールスター・フューチャーズゲームにも選出され、その才能をアピールしました。

パドレス時代

2015年11月、クレイグ・キンブレルとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。2016年にはAAA級エル・パソ・チワワズで打率.304、6本塁打、55打点、30盗塁を記録し、2年連続でオールスター・フューチャーズゲームに選出されました。同年9月にはメジャーデビューを果たし、10試合に出場しました。

2017年以降は、MLBに定着し、コンスタントに出場機会を得ました。

2017年：126試合に出場し、打率.263、13本塁打、39打点、17盗塁を記録。
2018年：141試合に出場し、打率.245、8本塁打、51打点、11盗塁を記録。
* 2019年：151試合に出場し、打率.234、12本塁打、37打点、20盗塁を記録。

レイズ、ツインズ、そしてタイガースへ

2020年2月、エミリオ・パガンとのトレードでタンパベイ・レイズへ移籍。その後、2023年12月にロサンゼルス・ドジャースへ、2024年2月にはミネソタ・ツインズへとトレードで移籍しました。ツインズではFAとなり、2025年にはミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結びましたが、開幕前に自由契約となりました。そして2025年3月、デトロイト・タイガースと契約し、新たな挑戦をスタートさせています。

プレースタイル

マーゴットは、その卓越した身体能力を生かした守備が最大の魅力です。特に中堅手としての守備範囲は広く、正確な送球で幾度となくチームを救ってきました。打撃面では、強靭なリストを生かした鋭いバットスピードが特徴ですが、選球眼は今後の課題と言えるでしょう。

俊足堅守の外野手として、今後の活躍が期待される選手です。

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