マニー・トリーヨ

ヘスス・マニュエル・マルカーノ・トリーヨ

ヘスス・マニュエル・マルカーノ・トリーヨ（Jesús Manuel Marcano Trillo）は、1950年12月25日にベネズエラのモナガス州カリピトで生まれた元プロ野球選手です。彼は二塁手として知られ、右投右打のスタイルでプレーしました。彼の従兄弟であるボビー・マルカーノも、阪急ブレーブスやヤクルトスワローズなどのチームで活躍したことで有名です。

プロ野球キャリアの始まり

1968年、マルカーノはフィラデルフィア・フィリーズと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートしました。その後、オークランド・アスレチックスに移籍し、1973年6月28日にメジャーデビューを果たします。彼は持ち味の守備力を活かし、次第に名を馳せていきました。

メジャーリーグでの活躍

シカゴ・カブスに移籍した1975年、マルカーノは二塁手のレギュラーとして定着し、自己最多となる70打点を記録しました。1980年にはフィリーズでのプレーを通じて、ワールドシリーズの優勝を経験。シーズン全体では、打率.292、155安打、9三塁打を記録し、リーグチャンピオンシップでは21打数8安打、4打点を上げる素晴らしい活躍でMVPに選ばれました。

守備力と受賞歴

マルカーノは守備においても素晴らしい成績を残しています。彼は3度のゴールドグラブ賞を受賞し、1975年から1978年にかけて4年連続で最多補殺を達成しました。また、1980年と1981年には最多刺殺を記録し、1982年には479守備機会で連続無失策という新記録を樹立しました。これにより、彼の守備力は多くのファンから高く評価されました。

引退後

1989年、シンシナティ・レッズでプレーした後、マルカーノは現役を引退します。彼のキャリアは多くの人々に影響を与え、特に若い選手たちにとってのロールモデルとなりました。

主な成績と表彰

マルカーノのキャリアには数々の記録と表彰が含まれています。彼はシルバースラッガー賞を2回（1980年、1981年）、ゴールドグラブ賞を3回（1979年、1981年、1982年）受賞しました。また、ナショナルリーグ・リーグチャンピオンシップシリーズMVPにも選ばれています。加えて、MLBオールスターゲームには4回（1977年、1981年から1983年まで）選出されています。

背番号

マルカーノが在籍したチームでの背番号は、8番、19番、9番、17番など多岐にわたります。特に、9番は彼の長いキャリアの中で非常に印象に残る番号となっています。

結論

ヘスス・マニュエル・マルカーノ・トリーヨは、ベネズエラ出身のメジャーリーガーとして、その卓越したプレースタイルと数々の記録で知られる選手です。彼のキャリアは、多くの人々にインスピレーションを与え、メジャーリーグの歴史に名を刻んでいます。

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