マミ熊野

マミ 熊野: 華やかなリングでの活躍

マミ 熊野（本名：熊野 磨美、1960年1月15日生まれ）は、兵庫県家島町出身の元女子プロレスラーである。彼女は昭和52年に全日本女子プロレスのオーディションを経て、プロレスの世界に足を踏み入れた。プロレスラーとしてのキャリアをスタートさせた彼女は、池下ユミが率いる悪役集団「ブラック軍団」に加入し、強烈なキャラクターとともに数々の激闘を繰り広げた。

プロレスと友情

マミは、悪役ながらも試合外では優しさを持ち合わせていた。特に、ダンプ松本との関係は特筆すべきものである。彼女は新人時代にいじめに遭っていたダンプを庇ったり、レスラー辞めることを悩む彼女を影から支えるなど、良き先輩として知られていた。ダンプ松本も自身のインタビューやブログで、「マミさんは優しくて大好きな先輩だった」と語っている。

在籍とタイトル獲得

プロレス生活の中で、マミは「人間絞首刑」と呼ばれる得意技を持ち、1981年10月にはWWWA世界タッグ王座を池下ユミとともに獲得した。彼女のキャリアは充実したものであり、自らのスタイルでファンを魅了した。力強いパフォーマンスと同時に持つ人間性が、多くのファンに愛される理由のひとつでもあった。

引退後の生活

1981年にプロレスを引退した後は、家島に帰郷し、漁師の男性と結婚。彼女は6児の母として新たな人生を送ることになった。この転身は、家族との時間を大切にしながら、また別の意味での「リング」を経験することとなった。2012年にはTV番組『かんさい情報ネットten.』に出演し、往年の必殺技「人間絞首刑」を披露するなど、その存在感は今でも健在である。

後輩たちへの影響

引退年にデビューした山崎五紀は家島町出身の後輩であり、プロレス界でのマミの影響力を証明する存在となった。彼女の存在や経験が、後輩たちにとっても貴重な指針となっていることは間違いない。さらに、マミが愛用していたテーマ曲「Cry No More」は、後に彼女を慕っていたマスクド・ユウ（クレーン・ユウ）に引き継がれ、感動のストーリーを引き立てている。

まとめ

マミ 熊野は、プロレスラーとしての名声を築き上げ、温かい人柄と献身的な姿勢で多くのファンから愛され続けている。彼女の物語は、リングの内外での友情と支え合いの大切さを教えてくれる。女子プロレス界の歴史の中でも名を残す存在として、今後も語り継がれることでしょう。

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