マリオのスーパーピクロス

マリオのスーパーピクロス

『マリオのスーパーピクロス』は、1995年9月14日に任天堂からリリースされたスーパーファミコン用のパズルゲームです。本作は、ピクロスシリーズの中で初めてスーパーファミコンに対応したソフトであり、前作『マリオのピクロス』から一歩進んだバージョンとなっています。

ゲームの概要

このゲームは、最大25×20マスのフィールドで300問の問題を楽しむことができます。プレイヤーは、各問題に対して10段階のレベルが設定されており、それぞれのレベルでAからLの12問が用意されています。次のレベルに進むためには、提示された問題をすべてクリアする必要があります。正解した場合は絵が完成し、カラー表示される他、一部の絵にはアニメーション効果が付随することがあります。

ただし、いくつかの問題には複数の正解が存在する数字配列が含まれているため、プレイヤーは慎重に進める必要があります。また、本作は協力プレイが可能で、友人や家族と一緒に楽しむことができます。

バーチャルコンソール

『マリオのスーパーピクロス』はその後も多くのプラットフォームで配信されています。2006年にはWii向け、2013年にはWii U向け、2016年にはNewニンテンドー3DS向けにバーチャルコンソールがリリースされました。さらに、2020年にはNintendo Switch Onlineの一環として配信され、日本国内でも2021年から楽しめるようになりました。このSwitch版では、一部の問題が変更されています。

ゲームモード

マリオのスーパーピクロス

プレイヤーはマリオが出題する初級および中級問題に挑戦します。このモードでは、30分の制限時間が設けられており、ヒント機能を使うこともできますが、ヒントを使った分の時間は減少します。また、削る箇所を間違えると、ペナルティとして時間が削られるため、注意が必要です。レベルのクリアに応じて、ワリオのスーパーピクロスや特別ステージが解放されます。

ワリオのスーパーピクロス

こちらはワリオが出題する中級および上級問題で、制限時間は設けられていません。ヒント機能は存在しませんが、削る箇所を仮定する「?スタート」機能があります。間違えてもペナルティはないものの、問題の正解がどこかは教えてもらえません。レベル10をクリアすると「スペシャル」ステージが解放され、さらに高難易度の問題に挑戦することも可能です。

評価

本作はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」でシルバー殿堂を獲得し、また『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票での評価は22.9点（満30点）となり、多くのファンから支持を受けてきました。

『マリオのスーパーピクロス』は、単なるパズルゲームを超えた楽しみを提供しており、プレイヤーが問題を解いて絵を完成させる喜びを体験することができる名作です。

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