マルセロ・ブロゾヴィッチ

マルセロ・ブロゾヴィッチ

マルセロ・ブロゾヴィッチ（Marcelo Brozović）は、1992年11月16日生まれのクロアチア出身のプロサッカー選手です。サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルに所属し、クロアチア代表としても活躍しています。ポジションは主にMF（アンカー）を務めます。

クラブ経歴

クロアチア時代

ブロゾヴィッチは、NKフルヴァツキ・ドラゴヴォリャツのユースチームでキャリアをスタートさせ、2009年にトップチームデビューを果たしました。その後、ロコモティヴァ・ザグレブを経て、2012年に名門ディナモ・ザグレブへ移籍。ミラン・バデリの後釜として期待され、中心選手として活躍しました。

インテル

2015年1月、ブロゾヴィッチはインテル・ミラノへ買取義務付きのレンタル移籍を果たしました。移籍当初は、フェリペ・メロやジョフレイ・コンドグビアらとのポジション争いがありましたが、徐々に頭角を現し、チームの中心選手へと成長していきました。

2017-18シーズンには、ルチアーノ・スパレッティ監督の下でレジスタとしての才能を開花させました。広い視野と正確なパスで攻撃を組み立て、チームのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。2020-21シーズンには、セリエA優勝も経験しています。

インテルでは長年主力として活躍し、数々のタイトル獲得に貢献しましたが、2023年7月、サウジアラビアのアル・ナスルへ移籍しました。

アル・ナスル

2023年夏、クリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルに加入。豊富な運動量と戦術眼で中盤を支え、チームの勝利に貢献しています。

代表経歴

ブロゾヴィッチは、2014年にクロアチア代表デビューを果たし、同年のFIFAワールドカップにも出場しました。以降、UEFA EURO 2016、2018 FIFAワールドカップなど、主要な国際大会に出場し、クロアチア代表の中心選手として活躍しています。

2018 FIFAワールドカップでは、準優勝を経験。ルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチらと共に、中盤を支え、チームを躍進に導きました。

プレースタイル

ブロゾヴィッチは、中盤の底でゲームをコントロールするレジスタとして、その才能を発揮します。広い視野と正確なパスで攻撃を組み立てるだけでなく、強烈なミドルシュートも持ち味です。また、特筆すべきはそのスタミナであり、試合中の走行距離は常にチームトップクラスを記録します。

目標とする選手としてフランク・ランパードを挙げています。

人物・エピソード

2015年12月、母国クロアチアで飲酒運転により逮捕されたことがあります。しかし、当時のインテル監督、ロベルト・マンチーニは「特別な事じゃない」とかばい、ブロゾヴィッチへの信頼を示しました。

タイトル

クラブ

NKディナモ・[[ザグレブ]]
プルヴァHNL: 2回 (2012–13, 2013–14)
フルヴァツキ・ノゴメトニ・スーペルクプ: 2013
インテル
セリエA: 2020-21
スーペルコッパ・イタリアーナ: 2022
コッパ・イタリア: 2021-22
アル・ナスルFC
アラブ・クラブ・チャンピオンズカップ：1回 (2023)

個人

セリエA最優秀MF賞: (2021-22)

ブロゾヴィッチは、その卓越した才能と豊富な経験で、これからも世界のサッカー界を盛り上げてくれることでしょう。

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