マレク・ジャジリ

マレク・ジャジリ（Malek Jaziri）は、1984年1月20日生まれ、チュニジアのビゼルト出身の男子プロテニス選手です。右利きで両手バックハンドを特徴とし、身長185cmの体格を生かしたプレーが魅力です。自己最高ランキングはシングルスで42位、ダブルスで73位を記録しています（ランキングは変動する場合があります）。

プロとしてのキャリア

ジャジリは、2011年の全米オープンでグランドスラムデビューを果たしました。予選を突破し、1回戦ではティーモ・デ・バッカーに勝利、2回戦に進出しました。2回戦では当時の世界ランク8位、マーディ・フィッシュに敗れましたが、その実力の一端を示しました。

2012年のクレムリン・カップでは、ラジーブ・ラム、第3シードのビクトル・トロイツキ、ルカシュ・ロソルといった強豪を次々と破り、初のツアーベスト4に進出しました。準決勝では第2シードのアンドレアス・セッピに敗れましたが、大きな成果を上げました。

2014年のドバイ・テニス選手権では、ATP500シリーズで初のベスト8入りを果たしました。準々決勝では第7シードのフィリップ・コールシュライバーに敗れましたが、この大会での活躍は彼の成長を印象づけました。

2015年の全豪オープンでは、自身初のグランドスラム3回戦進出を果たしました。3回戦では地元のニック・キリオスに敗れましたが、その実力を世界に示す結果となりました。同年、ウィンストン・セーラム・オープンでは、ジョアン・ソウザ、第4シードのビクトル・トロイツキ、第15シードのティムラズ・ガバシュビリ、第6シードのトマス・ベルッシらを破り、ツアー2度目のベスト4に進出。準決勝では第2シードのケビン・アンダーソンに敗れました。

2016年10月3日付の世界ランキングで、32歳にして初のトップ50入りを達成しました。長年の努力が実を結んだ瞬間でした。

2017年の全豪オープンでは、2年ぶりに3回戦進出を果たしましたが、ミーシャ・ズベレフに敗れました。

2018年には、イスタンブール・オープンで、2回戦で第1シードのマリン・チリッチを破るなど、快進撃を見せ、ATPツアー初の決勝に進出しました。決勝ではダニエル太郎に6-7(4), 4-6で敗れ、惜しくも初優勝を逃しました。

主な戦績

グランドスラム: 最高3回戦進出（全豪オープン、全米オープン）
ATPツアー: 決勝進出1回、ベスト4進出複数回
* 自己最高ランキング: シングルス42位、ダブルス73位

プレースタイル

ジャジリは、力強いストロークと安定したネットプレーを特徴とする選手です。特に両手バックハンドは彼の大きな武器の一つであり、コートカバーリングにも優れています。また、豊富な試合経験から得た戦略眼も彼の強みと言えるでしょう。

その他の情報

ジャジリは、チュニジアのテニス界を牽引する存在であり、彼の活躍は多くの若いテニスプレーヤーにとって大きな刺激となっています。2018年現在、チュニジアのNo.1プレイヤーとして、国内外で活躍を続けています。長年のプロキャリアの中で、常に向上心を持ってプレーを続けており、今後の活躍も期待される選手です。



マレク・ジャジリは、その粘り強いプレーと、トップレベルの選手とも互角に戦える実力で、多くのテニスファンを魅了しています。今後のさらなる飛躍が期待される選手です。

マレク・ジャジリ - ATPツアーのプロフィール （英語）
マレク・ジャジリ - 国際テニス連盟
マレク・ジャジリ - デビスカップのプロフィール （英語）

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