マローダー (アルバム)

マグナムの『マローダー』は、1980年に発表された初のライブ・アルバムです。1979年12月にロンドンのマーキー・クラブで行われたライブの模様が収録されています。

ライブ音源のミキシングとエンジニアリングは、クリス・タンガリーディスが担当しました。プロデュースは、前作『マグナムII』（1979年）に引き続き、元テン・イヤーズ・アフターのレオ・ライオンズが手掛けています。

このライブ録音から4曲は、アルバムに先駆けて発売されたEP『Magnum Live』に収録されました。このEPは全英シングルチャートに初登場し、最高47位を記録しています。

『マローダー』自体は、1980年4月19日から5週にわたって全英アルバムチャートにランクインし、最高34位を記録しました。マグナムのライブパフォーマンスの魅力を伝える作品として、ファンに長く愛されています。

このアルバムを最後に、キーボード担当のリチャード・ベイリーがマグナムを脱退しました。ベイリーは1981年にトラピーズに加入しています。

収録曲は全てトニー・クラーキンによる作曲です。

収録曲

1. If I Could Live Forever
2. The Battle
3. Foolish Heart
4. In the Beginning
5. Reborn
6. Changes
7. So Cold the Night
8. Lords of Chaos

2005年リマスターCDには、ボーナス・トラックとして以下の楽曲が収録されています。

9. All of My Life
10. Great Adventure
11. Invasion
12. Kingdom of Madness
13. Reborn
14. Changes
15. All of My Life
16. Invasion
17. Kingdom of Madness

9から12は本作と同時期に録音されたライブEP『Magnum Live』より。13以降は1982年録音・1989年発表のライブ・アルバム『Invasion Live』からの収録です。

参加ミュージシャン

ボブ・カトレイ - ボーカル
トニー・クラーキン - ギター、バッキング・ボーカル
リチャード・ベイリー - キーボード、フルート、バッキング・ボーカル
ウォリー・ロウ - ベース、バッキング・ボーカル
* ケックス・ゴーリン - ドラムス

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