マンイーター (映画)

映画『マンイーター』の詳細解説

『マンイーター』（原題: Rogue）は、2007年にオーストラリアで公開された動物パニック映画です。監督・脚本はグレッグ・マクリーンが務めました。日本では2012年に劇場公開され、その後アンレイテッド・バージョンのDVDとBlu-rayが発売されました。このアンレイテッド版には、劇場公開版より7分長い本編に加え、メイキング映像や撮影秘話など、60分以上の特典映像が収録されています。

ストーリー

物語は、アメリカ人旅行ライターのピートが、オーストラリアのノーザンテリトリーにあるカカドゥ国立公園を訪れるところから始まります。ピートは、地元のガイドであるケイトが操縦する小型船に乗り、他の旅行者たちと共にクルーズを楽しんでいました。しかし、帰り道で救命弾を発見したため、救助に向かうことに。上流へ進むと、遭難したボートを発見しますが、その直後、水中から何かが船を突き上げます。辛くも沈没を免れたものの、一行は川の中州に孤立してしまいます。ボートは故障し、無線も使えない状況で、満潮になれば中州は水没してしまいます。焦る一行は、ラッセルが岸まで泳いで渡ろうとしますが、その時、巨大なワニが現れ、エヴェレットが一瞬にして水中に引きずり込まれてしまいます。そこから、旅行者たちの壮絶なサバイバルが始まります。

登場人物

ケイト・ライアン (演: ラダ・ミッチェル)
ツアーガイド。28歳。動物の生態に詳しく、助手として犬のケビンを連れています。辛辣なジョークを言うこともありますが、遭難者を助けようとする優しい性格の持ち主です。家族には父親がいます。
ピート (演: マイケル・ヴァルタン)
アメリカ人旅行ライター。普段はホテルやレストランのガイド記事を執筆しています。
ニール (演: サム・ワーシントン)
ケイトの知り合い。デリカシーに欠ける言動をする一方で、友人思いの一面も持ち合わせています。危険を顧みない果敢な性格ですが、最終的にワニに襲われて命を落とします。
コリン (演: ダミアン・リチャードソン)
ケイトの知り合い。
メアリー (演: キャロライン・ブレイジャー)
観光客。エヴェレットの妻。
エヴェレット (演: ロバート・テイラー)
メアリーの夫。最初の犠牲者となります。
エリザベス (演: ヘザー・ミッチェル)
観光客。娘への愛情が深いですが、他の人には冷たい態度を取ることがあります。
アレン (演: ジェフ・モレル)
エリザベスの夫。
シェリー (演: ミア・ワシコウスカ)
エリザベスの娘。写真で舌を出す癖があります。
サイモン (演: スティーヴン・カリー)
観光客。写真に詳しい人物。
ラッセル (演: ジョン・ジャラット)
観光客。妻を亡くしたばかりの男性。
グウェン (演: セリア・アイルランド)
観光客。愛煙家。

キャスト

日本語吹き替え版では、水野ゆふ、塾一久、高橋里枝、山内健嗣、池田ヒトシ、江藤博樹、後藤ヒロキらが参加しています。

スタッフ

監督・脚本: グレッグ・マクリーン
製作総指揮: ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ロバート・カービー、ジョエル・パールマン
製作: グレッグ・マクリーン、マット・ハーン、デヴィッド・ライトフット
撮影監督: ウィル・ギブソン
編集: ロバート・ウェッブ
視覚効果: フューエル社
視覚効果製作総指揮: ジェイソン・バス
プロダクションデザイン: ロバート・ウェッブ
衣装デザイン: ニコラ・ダン
視覚効果スーパーバイザー: アンドリュー・ヘレン、デイヴ・モーリー
アニマトロニクス・スーパーバイザー: ジョン・コックス

その他

この映画は、オーストラリアのノーザンテリトリーを舞台に、イリエワニという巨大なワニが人々を襲うという恐怖を描いています。感潮河川という特殊な環境も物語の重要な要素です。

関連情報

2012年の日本公開映画
ノーザンテリトリー
イリエワニ
感潮河川

外部リンク

マンイーター - allcinema
マンイーター - KINENOTE
Rogue - オールムービー（英語）
* Rogue - IMDb（英語）

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